泣かせるぞジャングル少年
前ジャガー・チームのF1ドライバー、アントニオ・ピッツォニア選手の愛称は『ジャングル・ボーイ』というもの。
これは、同選手が南米ブラジルのアマゾン地帯、マナウスという所の出身だからだ。
もちろん本人が密林で生活していたという訳ではないのだが、F1ではすっかりこのニックネームが定着し、ピッツォニア自身も好んでそれを使っている。
ところで2002年、ピッツォニアはF1のトップチーム・ウィリアムズでテストドライバーをしていたが、ジャガー・チームから認められ2003年、晴れてF1正ドライバーとしてデビューした。
しかし親会社フォードのチーム運営に混乱が続く同チームから、シーズン半ばで更迭されるという悲運が訪れ、突然の失職の浮き目に遭っていた。
それが古巣であるウィリアムズ・チームのフランク・ウィリアムズ代表から再び声が掛けられ、今回スペインでの合同テストに半年ぶりに登場。なんと昨年仕様の旧型車であるにも関わらず、コースレコードとなるトップチームをマークして『恩返し』してみせたのだ。
『僕のことを忘れないでいてくれた、ウィリアムズ・チームのために頑張りたかった』と、日本人のお株を奪う『浪花節』ぶり。
泣かせるぞ、ピッツォニア。泣かせるぞ、ジャングル少年。
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