灯台もと暗しって……
『灯台もと暗し』といえば『近くにありすぎるとかえって気がつきにくい』という例えだが、たいていの人はこれを『航路標識の灯台は遠くに光が届くけれど、その直下は暗い』からという風に取っているようだ。
でもちょっと待って。
今ある西洋式の灯台は明治以降に作られたもので、それ以前の岬の灯台の明かりといえば『高灯籠』といってかがり火のようなものだったのだよ。
『灯台もと暗し』はもっと昔から使われた言葉であって、この『灯台』は岬の建物ではなく、まだ電灯のない時代に使った室内の照明のこと。
よく時代劇にみられる、台の上の皿に油を入れ、灯心に火をともした明かり。下に台があるのでいかにも直下は暗い。これがほんとうの『灯台もと暗し』なのだ。
ちなみに岬周辺の荒れ道をバイクで走り廻るのは『灯台モトクロス』……。
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コメント
究極
投稿: あ | 2012.06.25 21:13