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モーリタニアの砂

いまアフリカでは通称『パリダカ』が激戦中だ。
3連覇を狙う日本の増岡浩選手は、首位走行中にモーリタニアの砂丘でミッションを痛めて3位に後退したという。

砂丘とは言うが、このアフリカの砂、日本でイメージする砂とは全く異なるもの。
砂というよりは細かい細かい灰のようなもので、窓をすべて完全に締め切っていてもクルマの中は真っ黄色になるという厄介者だ。

日本で4輪駆動車というと、深溝の大径タイヤをイメージするが、このモーリタニアではむしろ溝付きタイヤのないスリックタイヤのほうがグリップがあるというのだから驚きである。

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