うさぎはなんで「1羽、2羽」?
子供の頃、兄とうさぎを飼っていた。
うさぎは四つ足の動物だから、1匹、2匹と数えそうなものだが、これが実は1羽、2羽と数えるのだ。
というのも、江戸時代、仏教の教えで、豚や牛など獣の肉は食べることは禁止されていたのだが、猟師たちはどうしてもこれを食べたかった。うさぎはピョンピョン跳ねていたので、あの長い耳を羽根に見立てて『鳥』だと言い張ったのだそうだ。
しかし鳥なのに1匹、2匹ではお上に対して具合が悪いから、1羽、2羽と数えたのが今でも続いているというのだが、実は当の将軍家でもうさぎは食べていたらしい。気持ちは上も下も同じか。
そういえば上野の西郷さんは『うさぎ狩り』に行く格好である。左の脇差しの隣にうさぎ狩りの道具を差しているのがその証拠。連れているあの犬は薩摩犬といって、桜島生まれの優秀な狩猟犬なのだ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- おめでとうございます(2023.01.01)
- エアコン止める、虫一羽(2022.08.10)
- 「小説」について「述べる」(2022.06.20)
- ワンコインのワンコいんの?(2022.04.02)
- おかげさまで18周年(2022.01.04)
コメント
投稿: か | 2012.08.26 14:45