イカを使ってイカサマ?
先日、カラスの大逆襲について書いたが、その『烏』(カラス)という字を書く生き物に『烏賊』(イカ)がいる。
海の生き物なのに、なぜカラスなんていう字を使うのか調べみたら、こんな謂われがあることを知った。
イカは死んだふりをして、海面に浮かんでいる。それをカラスが取ろうと近づくと、逆に墨をかけて足で巻き取って餌食にしてしまうところから、『カラスにとって賊』つまり『烏賊』(イカ)なのである。
ふーん、そうだったのか。
カラスよりも賢いとは驚いたやつだ。
では、よく博打などで言う『イカサマ』というのもイカに関係あるのかと思って調べてみると、これがまた……
江戸時代にはイカ墨だけで使った墨汁があったが、これで書いた文字はやがて消えてしまう。そこでこの墨汁で借用書を書いてお金を借り、まんまとだまし取った悪さのことを「イカサマ」と言った。
ひえ
こいつはカラスやイカ以上に悪知恵の働くやつだな。
しかし、『烏賊』というのがそんな『宛字』(あてじ)だったとは……
と思ったら、この『宛字』という字自体が『あてじ』なのだそうで、これは正しくは『充字』と書くのがほんとうなのだと。
そもそもこの言葉はすでに江戸時代に間違えられていて、あの著名な学者である新井白石すらが当時『誤用』だと指摘している。いわく『宛は、充の俗なり』と。
宛字だと指摘する、その宛の字がそもそも『あてじ』だったなら、これはもう『あて』の二乗。『あてあて』となってしまって、間寛平のギャグにしかならない。
吉本のギャグといえば、駄酒落弾。
・趣味がなくって、趣味ません m(_._)m
・カップルが駐車場で、チューしちゃうじょー
・「この桶貸して」「オッケー」
・鏡にひびが入ってミラーれない
・あなたのドレスは、ドレッスか?
・「椅子にすわらせて」「いいっすよ」
・名簿なくして名簿(めんぼ)くない
・自由にラベルがえらべる。
・布団が屋根までフットンだ。や~ね
・「100円食ってみろ!」「ひゃー喰えん」
・病名聞いてもヘントウセン
・古い自転車はり「サイクル」
あ~ もうどうにも止まらない。
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コメント
烏賊の話し、面白く読みました。これも不思議に思うことですね。とても参考になりました。他の記事も興味深かったです。楽しみにしています。
投稿: canaria | 2004.02.11 19:26
なんか、烏賊でひっかかり、駄酒落弾ではまり、大笑いさせていただいたので、お賽銭コーナーで100円支払うというのを、押したら、、、、、いろいろ手続きがあって、記入して、最後の最後に
「ただいま非常に混雑しております、のちほど御購入ください」
画面になりました~~。
わざと?
なんちゃって、また、笑っちゃいました。
ということで、お賽銭いれそこないました。(笑)
投稿: NON@ねころぐ | 2004.02.12 00:06
NONさん
お賽銭コーナーへの挑戦、ありがとうございます。
そんな、うまく使えないのまで『わざと』なんていう筈はないのでありますが、最初に自分でまず試したのも、いまだに届かないところをみるとどこか設定が変なのかも。
ま、いずれにしても『酒落』ということで、お気持ちだけありがたく頂戴いたします。
(でも、100円惜しかったなあ…… ぶつぶつ)
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.02.12 08:23