ドン・キホーテの舞台
いまF1では、シーズン前テストが盛んに行われている。
今年1年ぶりにフル参戦する佐藤琢磨選手もバルセロナでコースレコードをマークするなど絶好調のようだ。
ヨーロッパが本拠のF1、その舞台となるのは今の時期気候が穏やかで暖かいスペインが中心になる。
それはバルセロナであり、バレンシア、そしてヘレスと、いずれもスペイン観光の名所でもある。
いま行われているのはバルセロナだが、ここのホテルは日本人ツァーだけ食事が別室で貧弱だったので嫌いだ。
バレンシアはあのオレンジで有名な町。
そう思って飲めば、安いジュースもひときわおいしいというもの。
そのバレンシアからセルバンテスの名作「ドン・キホーテ」の舞台になったラ・マンチャに行く時、右前方の丘に確かにサーキットが見えた。
大まかだが地図で確かめると、おそらくそこがバレンシア・サーキットで間違いない。
小規模な施設のため、F1グランプリこそ行われていないが、2輪のモトGPでは有名な所。
昨年、ホンダのバレンティーノ・ロッシがタイトルを決めたのもここバレンシアだった。
折からの強い雨の後で、はるか霞んで見えただけのサーキットだったが、僕はバスの中で一人ほくそ笑んだものだった。
どうせ、誰に言ってもこの感激はわかるまい。
ここからさらに進むと、山の上には現代的な最新の風車が見えて来る。
そう、それがやがて昔の「ラ・マンチャの男」の舞台とつながって来るのだ。
それはまさに400年前のセルバンテス時代、そのままの風景なのだ。
そうさ、おいらはやせ馬「ロシナンテ」にまたがったドン・キホーテだい。
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コメント
またまた突っ込み(^_^;)。
バレンシア~サーキット~風車(カンポ・デ・クリプターナ)~ドンキホーテゆかりの旅籠(昼食)~グラナダ
の長~い1日ですね。
私もひそかにサーキット見て感激してますよ、いつも。
一応バスの中で説明するのですが、いつも誰も反応無し(;_;)
EURO SPORTではいつも二輪GP生中継してますので、日本人ライダーはとっても有名らしいです。日本国内よりも。
投稿: まりあ | 2004.02.04 20:25
日本人ライダーと言えば、125CCクラスで世界GPチャンピオンになった坂田選手が、シーズンオフにコンビニでバイトをしていたというのは有名な話ですね。しかも、客の中で彼に気づいたものは居なかったという……(^^;。
私は中国に住んでいますが、中国でもF1やMOTOGPの中継を見ることが出来ます。F1では、何と中国の国営テレビ局CCTVがジョーダンかどっかのスポンサーになっています。(資本主義にまみれてしまったか<CCTV(^^;)
それでは、また。
投稿: 河村 豊 | 2004.02.05 23:20