フセインもカイロ大学出身だって
古賀議員や安倍幹事長のおかげで(?)、国会議員の留学歴が大きく取り上げられるようになっている。
あの森元総理も、いまや同陣営で環境大臣になった小池百合身議員のことを「カイロ大学主席で卒業」と持ち上げた直後に「なに、2人だけだった?」などとはしゃぐ有様だ。
ただ小池議員の場合、日本では関西学院大学中退で、その上でカイロ大学文学部卒業というのだから、他の一般の議員の留学経歴の場合とはちょっと違うね。
とにかく日本新党時代、政府訪問団でアラビア語の通訳を買って出たくらいだから彼女の留学成果は本物だ。
おまけにこのカイロ大学。先輩にあのフセイン大統領や、アラファト議長がいるというのだから凄い。
つまりはアラブ社会では最高の名門大学ということらしい。
赤のピラミッド
さてテレビでは、いま北朝鮮問題などでお馴染みの平沢勝栄議員についても紹介されていた。
東京大学法学部卒業の超エリートだというのは知っていたけれど、その上さらにアメリカ・デューク大学院に留学して政治学修士号も取っているのだと。
実は自分は地元の警察の防犯関係の協力団体で役員をしているのだが、その関係で警察から表彰状をもらったりする。
この前、何気なくそれらを見ていたら、警視庁防犯部長時代の平沢氏から受けているのがあった。そうだったんか。
こうしたいわゆるキャリアの場合さまざまな部署をどんどん異動するのが常で、同氏も例外ではなく、イギリス対韓で1等書記官をやったり、内閣官房長官の秘書官をしたり、警視庁の後は岡山県警察の本部長なども歴任している。
もちろん、こんなに表彰状を一市民に与えたことなど覚えている筈もないやね。
地元の警察にも時々こうしたキャリア殿が来ることがあるが、際だって若いし、どうせ1年かそこらでまた異動してしまうので、はっきり言って職場では浮いている感じ。
新年会とかがあっても、仲間(といってもみんなずっと年上だから)からはなんか離れている感じたし、短期間の赴任でわれわれおおかたのメンバーとも面識がないのであまり話も弾まない。
正直言って、なんだか痛々しかった印象すらある。
ま、それでもあと十数年もすれば、そういうキャリアが今度ははるか上の地位で戻って来るんだけどね。
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