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フェラーリ新型車もコースレコード

この土・日・月と、イタリアのムジェロ・サーキットで2004年新型車『F2004』の単独テストをしていたルーベンス・バリチェッロが、ついにこのコースのコースレコードをマークした。

最初の2日間は雨模様で、コンディションに恵まれないこともあってタイムはいまいちだったが、晴れとなった最後の月曜日、一気にそれまでの欝憤を晴らすような素晴らしいタイムをマークしての快挙だ。

これまでこの新型車はエースであるミハエル・シューマッハが一人でテストをしていたが、本拠地のフィオラノではコースレコードが出たものの、続くイモラでは伸び悩んでいた様子だった。(フィオラノは他のマシンはテストしないからあまり比較にならない)

ムジェロのレコードタイムは、やはりフェラーリのテストドライバー、ルカ・バドエルが前年車である『F2003-GA』でマークしたものだったが、バリチェッロの今回のものはこれを一気に2秒半も短縮するものだ。

このブラジル生まれの逸材に最初に注目したのは、当時ヨーロッパに渡ってチャレンジしていた野田英樹選手のニュースを追っていた1990年の頃だった。
野田選手も参戦していた『フォーミュラ・ボクゾール・GM・ロータス』で、7回のポールポジション、6回の勝利でみごとにシリーズ・チャンピオンに輝いたのが、当時まだ弱冠18歳のバリチェッロだった。

翌年は、F1の登竜門と言われる『イギリスF3選手権』にステップアップし、これまた参戦初年度にして9回のポールポジション、4回の勝利でシリーズ・チャンピオンとなっている。(シリーズ2位はデビッド・クルサード)

そして、その冬に行われたF3世界一を決める日本の『インターF3レース』出場のため、彼は初めて日本の地を踏み、富士スピードウェイへとやって来たのだった。
将来、彼がF1ドライバーになるのは間違いないと確信していたので、もちろんその時にしっかりとサインをもらったことは言うまでもない。

そしてその2年後、この男は新人発掘で名高いジョーダン・チームからF1デビューを果たした。
奇しくもそれは、稀代のチャンピオン、ミハエル・シューマッハと同じ経路ということになる。

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コメント

ちなみに、以前の相方アーバインは、逮捕状が出ていて逃亡中との事。
http://response.jp/issue/2004/0209/article57715_1.html

投稿: bros | 2004.02.10 15:51

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