プロ野球記者のお弁当
日本のプロ野球もいよいよ2月1日からキャンプ解禁となって、そのニュースが各スポーツ新聞紙面をにぎわせているが、あるコーナーに『ダイエー・キャンプの記者用無料弁当が廃止になった』との記事が載っていた。
まあ、人数もそんなに多い訳でもないし、豪華弁当が出る筈もないのだから全体でもたいした金額ではないと思うのだが、これも折からの経費節減策の一環なんだという。
別にこんなスポーツがなくてもただ生きて行くのに困る訳ではなし、世界的に見ても野球などという(高価な道具を使う)スポーツは、超マイナーでしかない。
しかし、それがこれだけ日本で人気を勝ち得ているのは、あの青色発光ダイオード(LED)特許訴訟で一躍有名になった中村修二教授が言うように、プロ野球が『夢を売るスポーツ』だからだろう。
一流選手の年間何億円という、信じられないほどの契約金のニュースを聞く一方で、記者の食べる何百円かのお弁当が廃止されるというのは、いかにも心寂しいニュースでしかない。
記者曰く、「キャンプ地はいずれもへんぴな所で食堂などなく、お弁当がなければ一般ファン向けに立った屋台で食べるしか手段がないのだが、これが行列でとても使えない」とのこと。
結局、記者連中はみな昼食抜きで仕事をしたということだ。
プロ野球はもちろんファンあっての水物商売。
そのファンを獲得するのに役立っているのがまず始めに新聞の記者だと思うのだが、そこまでケチるとどうなのかなあ……。
結局のところ、あまりいい結果が巡り巡って来ないような気がしてならないのだが。
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