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さらに象の話の続き

その上野動物園に贈られた2頭のうち、インディラは昭和58年に死亡したが、うれしいことにハナコの方はおよそ56歳。現在も東京・井の頭公園で元気に余生を送っているということだ。

ハナコ

そのハナコも次第に歯も抜け、今ではとうとう一本だけになってしまったという。
歯が無くなって噛むことができないということは、自然界では死を意味するものだ。
しかし動物園では、飼育係の人がバナナやリンゴをすりつぶした特別な流動食を作って食べさせているのだという。
そうした食事の世話や健康管理など、世界で一番幸せな老後を送っている象ではないかと言われている。

このハナコの印象が強いせいか、象といえば、何故かハナコという名前が定番という気がする。(象が農耕作業車の替わりとして活躍してきたインドネシアに、『ワイ・ハナコ』という地区があるそうだから、それも関係した?)

実際、ちょっとネットで検索しただけでも、秋田の大森山動物園、岩手の盛岡市動物公園、京都の岡崎動物園、福岡の大牟田市動物園、佐世保市の亜熱帯動植物園……等々みんなハナコ。もう枚挙に暇がないほどだ。
子供にとってはあの長~いハナが印象的だから、それで象にはハナコという名前が多いのだろうか。

面白かったのは神奈川の小田原動物園だ。梅の名所・小田原らしく、ここの象は実は名前をウメコという。しかし知らないお客さんがしばしば『ハナコ~』と声を掛けるので、当のウメコはその都度イヤな顔をするのだとか。

うーん、これほんとかな。 Oo。(^.^)y-゚゚゚

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