『目から鱗』、『二階から目薬』
今年は花粉が少ないらしいが、それでもいよいよ自覚症状が出てきたようだ。
春が来るのはうれしいが、この花粉性だけは憂欝だ。
もともと筋金入りの花粉症児であるうえ、ディスプレイに向かう時間もココログのせいで増加。
さらに最近はなんだか遠視も始まった(老眼じゃないっ!)こともあって、僕にとっていまや目薬は欠かせない必需品になっている。
そうしたところ、このほど購入した目薬の説明書がとても大きな活字でわかりやすく書かれていることに気が付いた。
考えてみれば、たいていは目に何らかの症状を感じたりして目薬を注すのだろうから、その目に負担を掛けぬよう、説明書を大きな字で書くのは当然のことなのではないか。
でも、これまでは目薬の説明書って、みんな保険の約款のようにそれこそ虫眼鏡を使わなければ読めないような小さい字で書かれていたような……。
そうした意味で、この説明書は「目薬のものだ」という意味で原点に戻ったと言える。
そうか、こういうのを『目から鱗』って言うのだな。
そういえば、『二階から目薬』ということわざがある。
「あまり効果がないこと・もどかしいこと」というような意味か。
去年だったか、横浜のランドマークタワーで、市内に住む大友さんという兄弟がこのビルのなんと37階の高さから目薬を投薬する挑戦にみごと成功し、これまでの21階という世界記録(世界貿易センターだった)を大幅に更新したそうな。
他人(ひと)のことはあまり言えないが、妙なことに打ち込んでいる人もいるものだ。
さらにこの2人は、「二階から目薬」という表現を改め、せめて「三十階から目薬」程度にことわざを変更するよう働きかけていく方針という。
これに対して日本言語学協会では「二階だろうと三十階だろうと、ことわざが本来意味として持っているものには変わりはない」と、冷やかな視線を送っているのだとか。
今日の笑い話。
「お客さん。この物件はね、2階の床に穴があいているんです」
「それって、マズイじゃないか」
「でもね、二階から直接目薬がさせるんですよ」
「ほう、そりゃあいい」
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