酒池肉林の話
『酒池肉林』という言葉を聞いて、あなたはどんな様子を想像しますか?
あっ、もしかしていやらしい場面を想像しているぅ!
実を言えば、僕もそういう場面だろうと思っていたのだが、言葉を調べるとどうもそうではないらしい。
これはそもそも中国の「史記」に出て来る言葉で、殷の『紂王』という王様が繰り広げた贅沢な宴会のこと。
ただし「酒を以て池と為し、肉を懸けて林と為す」という言葉には「池のように酒をたたえ、林のように大量に肉をぶら下げた」というだけで、いやらしい意味などは、本来ないのだという。
酒の池を造ったのは地を鎮めるためなのであり、また林に見えるほどの多くの肉は祖先の霊を招くためのもの。
要するに、酒池肉林とは大規模な祭祀であって、単なる贅沢な遊びではないということだ。
でもインターネットで『酒池肉林』を検索したら、出てくるのはアダルトサイトばかり。やっぱり現在ではあなたのイメージが正しかったことが証明されることになる。
外国に行くと、よくこういう市場の風景には巡り会うけれど。
酒が池ならその中で溺れてみたいが、肉が林になっていてもそんなには喰えないしなあ..。
ちなみに、僕の友人の『森クン』はとても周囲キを使う人で、そのためやがて『林クン』になってしまった。
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