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ソウルに漢字はない

最近、韓国の地名が日本のニュースでもよく登場する。
でも、地図を見ると釜山(ぷさん)とかは漢字なのに、首都のソウルはカタカナだ。
われわれは京城なんだと思っていたけど。

調べると、昔使われていた京城というのは日本が勝手につけた名前で、韓国はこれを承認していないのだそうだ。
ソウルという地名に元々漢字の名称はないのだとか。
ふーむ、いろいろ難しい経緯があるんだね。

中国なんかは日本と同じ漢字文化だから、なんか親しみを覚えるけれど、ガイド氏に言わせると日本人は『北京(ペキン)は英語読み、上海(シャンハイ)は中国語読み、蘇州(ソシュウ)は日本語読み』して勝手なのだと不満顔。
そんならい~よ。台湾と漢字で遊ぶから。

でも北京の英語表記は「Beijing」だから、これが普通ペキンとは聞こえないだろう。外人の発音聞いてもベージンだとね。
ローマ字表記の『ヘボン式』で書いたことからペキンという呼び名になったのだという説もあるらしいが、それもいまいち納得しにくいが。
ヘボン宣教師は『ヘボン式ローマ字』の考案者で、明治学院の創設者でもあるね。

そういえば、有名な女優のキャサリン・ヘップバーンさんが以前、言っていた。
『私はあのヘボン宣教師の子孫なんです』だって。

ひえ おじさんは驚いたぞ。ヘップバーンとヘボンとは同じ言葉なのかい。
スペルをみたら『Hepburn』。
僕はヘプバーンに一票!

ヘボン先生が嘆きます。


 ヘップバーンとは 俺のことかとヘボン言い

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

楽しく読ませていただきました。
もともと漢字圏の大韓民国ですが、ハングルの洪水の中に居ると漢字圏とは感じませんね。
「ヘップバーンとは 俺のことかとヘボン言い」
座布団三枚!

投稿: zento | 2004.03.06 07:27

zentoさん、コメントありがとうございます。
ハングルの起源についてもいろいろと興味深いのですが、下手なこと言うとすぐ叱られてしまいますので……m(_._)m

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.03.06 07:59

今回イタリア人の男性と結婚するさい、戸籍謄本などの翻訳をするのに父が疎開先でうまれてどう印せばいいかまよっています。
「京城府苑南町」と書かれているのですが、こちらを見ましたところ昔の書き方だということでよけい混乱しています。
アルファベットで記載するにはどういう綴りになるか教えてください!よろしくおねがいします

投稿: ゆうこ | 2004.06.09 16:51

ゆうこさん

それはおめでとうございます。

>アルファベットで記載するにはどういう綴りになるか教えてください

これはソウルのことでしょうか?
それでしたら『Seoul』だと思いますが。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.06.09 17:02

追補です。

京城府苑南町というのは見あたらないのですが、下記の記事が関係しているかも知れません。

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また苑南洞と楽園洞の場合、苑南洞はもともと王様が通る道といって「巡邏洞」だったが、一九一四年日本によって 「苑南洞」に変えられた。その理由は一九一一年に昌慶宮を遊園地を意味する昌慶苑に変えると同時に苑の南にあるということで「苑南洞」と変えたためだ。楽園洞は塔ゴウル(塔がある村)と呼ばれていたが、日本が塔ゴウル公園が楽園みたいだという理由で変えたケースだ。
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ソースはこちらです。

 http://www.onekoreanews.net/20030312/seiji20030312004.htm

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.06.09 17:19

ありがとうございました。
では 京城 が SEOUL 府 が SHI(?)
苑南 が WON NAM 町は CHO 
で seoul shi won nam cho
でいいのかな・・・・

本当にありがとうございました!
これで結婚できる(笑)

投稿: ゆうこ | 2004.06.10 09:20

ゆうこさん

外国のかたと結婚するとなると、手続きが大変なんですね。
うまくスムーズに受理されるといいですね。
成功を祈っています。~\(^_^)/~

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.06.10 14:37

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