熊の掌(手)の話
中国といえば、広く、歴史があることもあってその食文化はすごいもの。
中でも、ツバメの巣、象の鼻、豚の足など、普通は食さない珍なる物まですべて食材にしてしまうのはほんとに驚きだ。
そんな一つに『熊の掌(手)』というのがある。
古く、春秋戦国時代にはすでに皇帝料理のメニューに登場していたというし、伝えられるところでは楚の成王は熊の掌が食べたいと言って時間を稼ぎ、晋の霊公は熊の掌がよく煮えていないといって料理人を殺害したという逸話すらあるほどだ。
また日本でも、かの三大美人・小野小町の美容食も熊の掌だったと言われている。
熊の掌の素材が、コラーゲンやコンドロイチンを多く含むというのだから本物だ。
中国料理店のメニューでは熊の掌の煮込み(3~5人前) 10万円とか。
次の記念日にでもいかが?
さてこの熊の掌、右手と左手で価値が全然違うというのだから面白い。
それは、利き腕は筋肉がしまっているので、それでおいしいのだという説。
また、クマのプーさんではないが、利き腕の右手で好物の蜜を舐めるのでその味が染み込んで右手がことさら旨いのだともいう。
ほんとかなあ。
信じられないかも知れないが、その仕入れ値は右手なら30万円で、左手ではわずかに1万円というのだから、これは看過することができないレベルだ。(by 和田正信氏著)
もちろん、熊の手だって、一目で右手か左手かは判断つくが、でも熊にだって左利きはある筈だよね。
その場合は熊の『自己申告』に頼るのだろうか。
うーん、かくて今夜も眠れない..。
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コメント
くまのプーさんは、普通のクマより食いしん坊なので、よく「両手」を使って食べています(*^_^*)。
「手」の大きさが違うというのをどこかで見たことあるような気がするのですが…うろ覚えなので、違っていたらごめんなさいです。
投稿: さとひろ | 2004.03.07 18:39
ありゃ
プーさんはちゃんと両手を使うんですか。
賢いこと。
ピーさんとはちと違う……
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.03.07 19:50