高いぞガソリン税
アメリカのガソリン小売価格が過去最高値を上廻る水準にあるのだそうだ。
米エネルギー省は9日発表したエネルギー短期需給見通しの中で、今春の米ガソリン小売平均価格が1ガロン1.83ドル(1リットル約54円)まで上昇する可能性があるとの予測をまとめた。
すでに昨年8月につけた過去最高値を大幅に上回る水準というのだが、それでも日本のガソリン価格に比べれば半分に近い低価格だ。
どうして日本のガソリンはこんなに高いのだろう。
もちろん原油をはるか遠くから輸入するという、ガソリンのコスト自体の高さもあるが、大きな原因は税金なのだ。
おおむね6割が税金なのだというから驚きだ。しかもその税金には2重のカラクリが隠されているのだからさらに腹が立つ。
そもそもガソリンに掛かる『ガソリン税』は、1リッター28円と決められているもの。ところがこれを『租税特別措置法』なるものによって現在ほぼ倍の53円に引き上げられている。
この『租税特別措置法』というのがだいたい怪しいもので、例えば所得税減税を1年間行なう時に、本来なら引き下げで一度法律改正、元に戻すのにまた法律改正が必要になるが、これを期限付きの『特別措置』という名目で1度で済ます優れ物となっている。
しかし、ガソリンの場合にはこれが倍に引き上げられたままなんと28年間も放置されているのだ(当初は2年間限定だった)。
減税はすぐに戻すが増税は戻さないのが『お上の手口』なのは自動車重量税でも明らかなこと。
と、こまでで腹が立った人は、しかしまだ早い。ガソリン1リッターのうち実に53円が税金なのはわかったが、あなたはさらにそこに5%の消費税を支払わされているではないか。
なんで53円の税金にもまた5%の税金を払って上げなければいけないのか。
これって明らかな税金の二重取りじゃない?
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 「受け子」と「出し子」と「すり子」(2023.02.28)
- オフレコなのに……(2023.02.12)
- 気球に危機言う(2023.02.04)
- 『ヨドちゃん』、さようなら(2023.01.19)
- 『読みで防衛』か『経験で100期』か(2023.01.08)
コメント
最近車を運転していないので、主旨に深くうなずくことができないんですが、左上のピーちゃんにじっと見つめられてドキドキしているこの頃です(笑)。
一昨日は背中向けてたやん!?
投稿: まりあ | 2004.03.11 10:29
すみません
かなり若い時の写真を掲載しています(by ピー)
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.03.11 10:40