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『チョロQスタート』だって

いま日本人唯一のF1ドライバーである佐藤琢磨選手は、スタートがうまいことでも定評がある。
先のスペインGPでも、予選3位のグリッドから、2番手のファン・モントーヤ(ウィリアムズ)を第1コーナーまでにみごと抜き去ってみせた。

ところがこのレース、もっとすごいのがいた。
予選4番手からスタートしたヤルノ・トゥルーリ(ルノー)は、なんといきなりスルリと1番手までジャンプアップしてしまったのだ。

ただこのルノーのマシンには、提携関係にある日産自動車の日本人技術者が開発したとされるウルトラ・スタート・システムが装着されているためということになっている。
だから、事実同じマシンを駆るチームメイトのフェルナンド・アロンソもいつも素晴らしいスタートを決めている。
そのためフェラーリ・チームがこの技術者の引き抜きにご執心という噂もあるくらいだ。

ところで、こうした素晴らしいスタートのことを普通『ロケット・スタート』と言うが、F1パラダイスでは、これがふさわしくないのでは、と指摘されていた。

たしかに、ロケットのスタートって、実際にはすごくスローに発射していくからだ。
ならば『カタパルト・スタート』か、という案も出ていたが、極めつけはフォーミュラ・ニッポンの金石勝智選手が鈴鹿サーキットで語ったという『チョロQスタート』というものだった。

ふむふむ、チョロQを引っ張って、パッと離した時の発進ってすごいものな。
いきなり飛び出していく様は、まさにチョロQだ。
なるほど。けだし、名言ではある。

    

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コメント

ピーさんども、ご無沙汰です。
佐藤琢磨クンは惜しかったですね。
イタリアのニュースでも「日本人初の予選3位」とか言ってました(と思う)。

「チョロQ」といえば、いろんな観光バスバージョンチョロQを、バス車内で販売してます。
ヤフオク効果あるでしょうか?

アドバンチョロQと同じスタートダッシュができると思うんだけど…(笑)。

投稿: まりあ | 2004.05.15 18:22

まりあさん

またイタリアに行かれていたとか……
お疲れ様です。

向こう(ヨーロッパ)は普通のニュースでもF1のこと、よくやっていますよね。
数年前、ギリシャのパトラス港からイタリアのバーリ港へ向かう前、食事をしたレストランでちょうど初開催のインディアナポリスのF1をテレビでやっていました。

日本人観光客は誰も関心を持った人がなく、ただ自分とレストランの従業員とで盛り上がったことが思い起こされます。
まだミカ・ハッキネンが走っていた時のことでした。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.05.15 19:31

その頃、アレッサンドロ・ナニーニは健在でしたか?
お客様をシエナにご案内した時にはいつも、ナニーニのお菓子屋さんをご紹介するのですが、あのナニーニを誰も知らない(;_;)。
まさにF1の貴公子だったのに…
(現在フィレンツェでBARを開いているけど、もう教えないも~ん!)

投稿: まりあ | 2004.05.15 19:48

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