『運のいい猫 わるい猫』
これまでも個性的な行動が目立っていた俳優の窪塚洋介さんが、自宅マンションの9階から飛び降りたそうだ。
まだ事故の詳細は明らかでないけれど、数か所の骨折はあるものの、意識もしっかりしているというから良かった。
だって、まだ8か月だかの赤ん坊がいるんだものね。
しかしよく9階の高さから落ちて、その程度の怪我で助かったものだ。
どうやらフェンスに当たったとか、芝生の上に落ちたとか、いくつもの幸運が重なったらしい。
ところで、同じく(?)ネコのマンション転落事故が多いというニューヨークでは、過去100年にもわたる『猫の高層住宅からの落下に関する統計』というのがあって、これが新美敬子さんの『運のいい猫 わるい猫』という本に紹介されている。
それによれば……
・2階から3階は単純骨折
・4階から7階は複雑骨折(高いほど内臓破裂を伴う)
・8階から12階では生存は無理
・13階から17階は、場合によっては一命を取り留める
・18階以上はデータがなく不明
とのことだ。
注目すべきは、8階から12階なら確実に死んでしまうのに、それ以上の階では一転して助かることがあるという記述だ。
解説によれば「あまりにも高すぎる所から落ちると、その間に猫は諦めざるを得なくなって、ムササビのような形で転落するとのこと。
そうすると、場合によっては軽傷で済むことがある」というのだ。
これは驚きだね。
ネコのあのクルリと翻っての着地は、それこそ身を守る最大の手段だと確信していたのにな。
そういえば、子供の時、「いったいなんセンチあればネコは身を翻すことができるのか」と、繰り返し逆さに落として実験をしてしまったミー子。
ごめんね、疲れただろ。
でも、君の着地はみごとだったよ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- クマったスプレー(2023.12.04)
- さすが、本場のディズニー(2023.09.20)
- おめでとうございます(2023.01.01)
- エアコン止める、虫一羽(2022.08.10)
- 「小説」について「述べる」(2022.06.20)
コメント
>そういえば、子供の時、「いったいなんセンチあればネコは身を翻すことができるのか」と、繰り返し逆さに落として実験をしてしまったミー子。
ひ、ひどいっ(>_<)ならず者っ!
「いなかっぺ大将」のニャンコ先生は凄かったですね。。
投稿: メイリ | 2004.06.07 12:10
メイリさん
>ひ、ひどいっ(>_<)ならず者っ!
だからぁ、ムシャラフ大統領が「ラスカル」って言ったんだって。
ボクじゃない。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.06.07 12:27
はじめまして。
トラックバックありがとうございます。
自分も家に猫がいるので、この記事は興味深く読みました。
関係ないけど、先日、その猫のうちの1匹が「プチ家出」してしまい、ちょっと大騒ぎでした。(^^;;;
投稿: つげちゃん | 2004.06.07 22:31
今晩は。初めまして。
トラックバックして頂きまして有難うございました^^
(まだ始めたばかりで、かなりドキドキしています)
>注目すべきは、8階から12階なら確実に死んでしまうの
>に、それ以上の階では一転して助かることがあるという記述>だ。
これは興味深いですねぇ。なる程…勉強になります。
そういえば、これを読んでいて昔テレビで見たある番組を
思い出したのですが、猫の実験で「ジェットコースター
(逆さになるタイプの)に猫を乗せたら、一体どんな反応を
するか?下に落ちないのか?」のような内容だったかなぁと
思うのですが(昔のことなんで詳細はよく覚えていません
が…)猫は爪を出しシートに必死にしがみついて、結局下に
落ちなかったです(ホッ)
考えてみたら可哀想な実験ですね~^^;
投稿: リザード夫婦(妻) | 2004.06.08 00:31
つげちゃんさん
あ、やっぱり猫をお飼いで。
「プチ家出」しちゃったんですか。それは騒動でしたね。
いまのピーは外に出さないので行方不明になったりすることはないんですが、昔そんな経験があります。
怪我をしてドロドロで帰ってきたりすることがあるのでタイヘンでした。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.06.08 08:19
リザード夫婦(妻)さん
「ジェットコースター猫実験」というのもまたずいぶんな企画でしたね。
止まってから、スタッフはみんな引っかかれたのではないかしら。
(^_^)
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.06.08 08:22