マガモの憤慨
上高地というと、以前からよく可愛らしいマガモの姿を見ることができたものだ。
先日久しぶりに訪れたところ、なんだかずいぶんとその数が増えた気がした。
とりわけ観光客がたくさん散策する河童橋近くの梓川ときたら、実にたくさんのマガモたちが遊んでいる。
水面を飛び交ったり、中には喧嘩をしているのもいて、それは賑やかなものだ。
ところがこのマガモたち、すっかり餌付けられてしまっていることに気がついた。
とにかく、河原に腰掛ければ、すぐにマガモたちが寄ってきてエサを催促してくるのだ。
子供たちは、お菓子か何かを投げ与えて興じているが、でも君たちがここに来るのは夏の数か月だけだろう?
そんな、人間からエサを与えられることを覚えたマガモは、残された1年の大半をどうするの?
相手は野生の動物だ。
安易にエサを投げ与えるのは逆に罪なこと。
ちょっと見にはきれいな梓川の清流。
実はマガモが繁殖したせいで、河原に下りると糞害で臭いんだ。
でもほんとうに憤慨しているのは、マガモたち本人なのではないだろうか?
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コメント
日光の猿と同様、餌付けされた動物は欲しくなるとそのうち人間を襲うようになってしまうのかもしれませんね。
投稿: まっきん | 2004.09.26 22:56
まっきん さん
そうそう
猿はもちろんですが、カモだっていっぱい寄ってきたら怖いですもん。
野生動物とは、うまく共生していかないとね。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2004.09.27 07:45