日本第2位北岳が高くなった
日本で一番高い山といえば富士山であることは子供でも知っているけれど、その次となると意外と知らない人が多いものだ。
これ、南アルプスの北岳という山で、標高はこれまで3,192mとされてきた。
ところが今回国土地理院は、北岳の標高が1メートル高くなった、とこのほど発表して話題になっている。
別に3,192mが3,193mになっても大勢に影響はないようなものだけれど、その次第3位の奥穂高岳の標高が3,190mで、その差がわずか2mしかなかったものだから、これは結構重要な数字なのだ。
というのも、奥穂高岳の山頂には優に3mを越えるケルン(石を積み上げたもの)があって、それを計算に入れれば2位と3位が逆転?なんていう話もあったくらい。
このケルンは山頂直下にある穂高岳山荘の初代主人が積み上げたもので、奥穂高岳の高さを増して、北岳から2位の座を奪うことを狙ったものだなんて噂されたりもした。
実際には、石を積み上げたような人工のものは国土地理院による標高の計算には認められないし、山小屋の主人は「北岳ってどこ? 自分は奥穂高岳の頂上がなだらかでピークがわからないため、霧の時の登山客の安全を考えて積んだだけだ」なんて語っていた。
しかし、それにしてはケルンの高さがあまりにも北岳の標高と符号していたよねえ。
と、ここまで書いていたら、梓林太郎さんの山岳小説を思い出した。
この奥穂高岳の頂上のケルンが殺人事件の舞台になるんだけれど、推理小説だからあらすじを書くのは止めておこうね。
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