「プリンスロイヤル」引退
天皇、皇后両陛下の御料車である「プリンスロイヤル」が引退になるそうだ。
皇室といえばあのクルマ。
子供の頃から覚えがあると思ったら、当時のプリンス自動車が1967年に納めたもので、なんと38年間の長きに渡って勤め上げてきたというのだからすごい。
今のクルマなんか、10年も経つとポンコツ扱いだものな。
その後合併した現在の日産自動車が「部品もなく維持が困難」と使用中止を申し入れてこの引退が決まったんだそうだ。
それはしかたないけれど、後継となる新しい「ロイヤル」は、宮内庁がトヨタと後継車の交渉を続けて決まったものということ。日産は使用中止を申し入れるだけで、後継車を用意することはしなかったんだろうか。
もちろん、開発費や製造コストを考えたら採算に合わないものなんだろうけれど、それがあのゴーン・ショックの賜物だとしたら悲しいね。
いま折しも衆院選挙戦の真っ最中。
「外資が入っても、日産のようにうまくやっている所もある」なんてテレビ討論会で言っていたけれど、こういう所で日本人の心が失われているのだとしたら、それはそれでちょっと悲しい。
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