豊科って『と・よ・し・な』なのね
「馬●と煙は高い所が好き」ということで、山登りといえば北アルプスへ行くことが多い。
(富士山には関心がない。あれはただ大きな砂の山だし)
で、槍ケ岳あたりで遭難すると、長野県・豊科署にお世話になる訳だ。
これは別に管轄を調べてから登山していたということではなく、梓林太郎の小説にいつも豊科署の刑事・道原伝吉というのが出て来るから知っていただけなのだが。
ところがこのあたり、今は松本署の管轄になったんだそうだ。
なんでも昨今の町村大合併により、旧安曇村が松本市と合併してしまったためらしい。
ふ~む、時代は変わりつつあるのね。
豊科といえば、長野県では蓼科とか、明科、倉科、妻科なんかと並んで、『信濃』の語源の一つに挙げられている『科』の字がつく由緒ある地名なのにな。
と言ったら、ある人から指摘を受けた。
「おいおい豊科は合成語だろう」
ひえ 知らなかった!! (゚_゚)
なるほど調べたところ、「明治7年、鳥羽、吉野、新田、成相の各村が合併し、それぞれの頭文字である「と」「よ」「し」「な」を採って「豊科村」が誕生した」んだと。
なんだよ、せっかく由緒ある地名だと思って今まで有り難く奉戴してきたのに……。
しかし、それにしても巧みなネーミングをしたものだな、明治の先達ときたら。
すっかり騙されてしまったわい。
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コメント
豊科にそんな秘密があったとは。白馬方面へスキー行くときは長野道の豊科ICで降りてたし、もっと前は長野道が豊科ICまでしか出来てなかったので志賀高原へ行くときもここで降りていました。
投稿: 大西良徳 | 2005.11.15 17:23
大西さん
でしょ。
信州らしい、いい名前なのにね。
造語とは脱帽であります。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2005.11.15 18:01