平成版『聖職の碑』じゃないか
昨日熊本県の上内田川で、誤って川に転落した児童を担任の先生(46歳)が水に飛び込んで救出。
しかし同僚教諭に児童を託したあと、自分は流されて命を落としてしまったというニュースが伝えられている。
折りからの大雨の影響で、普段よりも水かさが増し、流れが速かったらしい。
なんだよ、進路指導の女子生徒にいかがわしい行為を行って懲戒免職になった、なんていう情けないニュースのかたわらで、こんな素晴らしい先生がちゃんといるんだね。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃないよ。
これじゃ、まるで平成版の『聖職の碑』じゃないか。
あまりに素晴らしい先生という存在。
でも、亡くなった先生にも、きっと奥さんや子供がいるんだろう。
残された家族があまりに可哀想だよ。
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コメント
おはようございます!
ありゃ、熊本の話ですね・・・・。
校長会が開かれたとかニュースで言って
ましたけど、「下見をすること」の重要さを
言ってました。
なんか、きちんと下見してなかったから・・
って言われているようで、可哀そうでした。
投稿: メイリ | 2006.07.28 08:25
メイリさん
そうなんですよ。
『聖職の碑』は新田次郎さんの小説ですが、実話に基づいています。
これは木曽駒ケ岳登山を引率した長野県の先生の話で、当時の観測技術では予測できなかった台風に見舞われたうえ、頼みの頂上の小屋が心無い登山者による失火で石垣のみになってしまっていたのです。
結果、総計11名の尊い命が失われる大遭難事故になってしまったのですが、やはり遭難の原因が「下見が不十分だった」ということで、先生が責められたんですね。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2006.07.28 09:39