ノーベル平和賞
ノーベル賞というのは偉大なものだけど、どうもその選出過程には疑問を感じざるを得ない。
とりわけノーベル平和賞というのには納得がいかないな。
韓国で唯一このノーベル賞を授与されたのが、2000年金大中・元大統領の平和賞。
理由はもちろん「歴史的な南北首脳会談を成功させ、南北の和解と協力により朝鮮半島に平和を構築した」というものだ。
ところがいま現実はどうだ。
その北朝鮮はミサイルは飛ばすわ、核実験はするわ、で、どこに朝鮮半島の平和があるんだか。
ところで日本でも同じくこのノーベル平和賞というのを1974年に佐藤栄作・元首相が授与されている。
こちらは「日本を代表して核兵器保有に終始反対し、太平洋地域の平和の安定に貢献した」ということになっている。
ほんとに太平洋地域の平和が安定したのなら、いまこんな騒ぎにはなっていないやね。
平和なんていうものは、50年も100年も経ってから歴史によって評価されるもので、こんなふうにその時に「平和だ」なんて、授与するほうもされるほうもチャンチャラおこがましい。
川端康成氏のノーベル文学賞受賞が決まったとき、新聞社からコメントを求められた作家の佐藤愛子さんが、「ノーベル賞ノーベル賞と言うけれど、佐藤栄作でも受賞したようないい加減なものもらっても、めでたくもなんともない」と、言い放った。
まさに、むべなるかな、だね。
以上、ノーベル賞について述~べる
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