« 神無月 | トップページ | 中村憲、Wクラスのシュート!! »

民間開放推進会議

安倍新内閣の看板である『教育再生会議』がいよいよスタートした。

その一方で、オリックスの宮内義彦会長が小泉内閣の目玉だった規制改革・民間開放推進会議の議長を正式に辞任したね。
宮内さんがこの間、各方面にメスを入れていろいろと頑張ったのは理解するけれど、村上ファンドのこともあったし「規制緩和で金もうけをできるようにルールを変えているミヤマンダー」なんて言われ、結果的には散々な批判を浴びることとなった。

僕が一番気になったのは、彼がこの会議で強力に主張していた「混合診療」(保険診療と保険外診療の併用)の解禁。
だってこれによりメリットを享受するのは明らかに医療保険の業界で、それはすなわちオリックス保険そのものじゃないか。
李下に冠というけれど、これはあまりにもマズイよね……

そうした意味で、今回教育再生会議がノーベル賞学者の野依良治さんを議長にしたのは正解だと思う。
ここでまたT自動車会社の会長や、居酒屋チェーンWの社長(というか、いまや介護産業か)を議長に据えたのでは見識を疑われるところだったよ。
「民の知恵を活かす」というのも、お金が絡むといろいろ難しいね。

かねがね思っていたことだが、金がねえ……

|

« 神無月 | トップページ | 中村憲、Wクラスのシュート!! »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 民間開放推進会議:

» 投資信託の実際   [都市銀行に資産を任せて大丈夫?金融商品取引法成立ですよ]
投資家が自分で業界や企業を分析しなくても、投資の専門家が運用し、その成績による利益の分配を受けることが出来る商品です。最近では、国や企業の要人を巻き込んだ村上ファンドのニュースなどが世間を賑わしましたのが記憶に新しいです。運用成績のよい投資信託を選ぶことが出来れば、大きな利益を得られる可能性があります。 投資対象の価値や時期を判断するには大きな労力が必要となります。 ... [続きを読む]

受信: 2006.10.13 09:33

« 神無月 | トップページ | 中村憲、Wクラスのシュート!! »