民間開放推進会議
安倍新内閣の看板である『教育再生会議』がいよいよスタートした。
その一方で、オリックスの宮内義彦会長が小泉内閣の目玉だった規制改革・民間開放推進会議の議長を正式に辞任したね。
宮内さんがこの間、各方面にメスを入れていろいろと頑張ったのは理解するけれど、村上ファンドのこともあったし「規制緩和で金もうけをできるようにルールを変えているミヤマンダー」なんて言われ、結果的には散々な批判を浴びることとなった。
僕が一番気になったのは、彼がこの会議で強力に主張していた「混合診療」(保険診療と保険外診療の併用)の解禁。
だってこれによりメリットを享受するのは明らかに医療保険の業界で、それはすなわちオリックス保険そのものじゃないか。
李下に冠というけれど、これはあまりにもマズイよね……
そうした意味で、今回教育再生会議がノーベル賞学者の野依良治さんを議長にしたのは正解だと思う。
ここでまたT自動車会社の会長や、居酒屋チェーンWの社長(というか、いまや介護産業か)を議長に据えたのでは見識を疑われるところだったよ。
「民の知恵を活かす」というのも、お金が絡むといろいろ難しいね。
かねがね思っていたことだが、金がねえ……
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