宝くじを絶対当てるには……
アイルランドでは、宝くじ(ロト)の人気が下がって困っているんだそうだ。
それによれば、みんな裕福になって1等賞金100万ユーロ(約1億5千万円)ではもう「宝」としての魅力に満足できないんだとか。
そのため、今週から1等を倍の200万ユーロ(約3億円)にするんだって。
すごいね。
ところで日本でも例えばジャンボ宝くじは平成11年をピークに売上が下がり続けている。
サッカーくじの「TOTO」もだ。
当たり前だよね、当たらないもの。
当たった人なんか見たことない。
それに何より日本の宝くじは「寺銭」が高過ぎる。
100円宝くじ買うと、なんとそのうち54円分が寺銭、つまり控除率というやつだ。
競馬の控除率25%(単複は20%)、パチンコの10%~15%と比べると、いかに宝くじが銀行(7.5%)と発行元(残り)が暴利を貪っているかがわかるよね。
もっとも法律で「当選金は発売総額の5割をこえてはならない」となっているんだから、話にならない。
それならもっと率の良い外国の宝くじを、と思うけれど、これがまた日本では買うことが刑法で禁じられているときた。
まったくひどい国だよね。
実際に計算してみると、どれだけひどいのか、空怖ろしくなる。
ジャンボ宝くじで、前後賞を別にして1等の1億5千万円を「絶対に当てる」としよう。
いくら買えばいい?
1億5千万円?
そんな訳ないじゃん、まず半分以上持って行かれるんだから。
ジャンボ宝くじの場合、総発行枚数が1億3千万枚で、このうち1等は26枚なので500万枚に1枚が1等という確率になる。
なので、1枚300円だから(500万枚×300円)で15億円分買えばとりあえず当たる計算にはなる。
1等1億5千万円を当てるのに、実に10倍の15億円必要なんだね。
でもこれは「絶対」じゃない。確率からいって当たる筈、というだけ。
これをほんとうの「絶対」にするには……
1等26枚のうち当たった1枚を除く1億3千万枚のほぼすべてを自分で購入する必要になるから、「(1億3000万枚-25枚)×300円」で、計389億9,999万2,500円分買えば、「絶対」に1等が当たります。
やったね、おめでとう。~\(^_^)/~
まあ所詮、宝くじは「多空クジ」
TOTO息詰まったサッカーくじってね。
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- 宝くじを絶対当てるには……(2006.11.08)
コメント
うちの近所に2回1億円が当たったという噂の寿司屋があります。100万円以上に当たったという人を聞いたことがありません。今のハイテクを使えば、売れ残りのくじを当選にして、人気が落ちない程度に操作するって簡単よねって思ってるひねくれ者です。
投稿: えりん | 2009.07.30 06:28
えりんさん
2回も1億円が~
信じられない。
そんな人聞いたことないです。
で、まだ寿司屋さんやってるんですか?
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2009.07.30 17:56
寿司屋営業中です。
映画「マルサの女」では、1等の当たり券が脱税の抜け道に使えるんだ~と知りました。
投稿: えりん | 2009.07.31 10:09
えりんさん
そうか
宝くじは当選券がその証明ですものね。
その点、totoは振り込みだから、そういう小細工には使えないのね。
やっぱりダメじゃん>宝くじ
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2009.07.31 10:27