資料によれば、玄倉川の小川谷出合あたりにあったとみられる西丹沢の坂口鉱山跡(?)を探検してきた。
ただし、これは他の丹沢鉱山のような武田金山?なんかではなく、昭和に入ってから掘られた新しいものという。
立間大橋を渡って河原に降り、支流の小川川を渡って小川谷出合へ向かう。
小川谷出合・小屋跡

ここには廃墟となった小屋跡がいまも屋根だけ残っている。
谷には鹿の威嚇する声がこだまするし、ちょっと不気味。
人の手が加わった廃道跡

石積みがされており、間違いなく人の手が加わったと思われる廃道跡。
増水しても通れるよう、岸の上部を高巻きに水平道が作られている。
鉱山があったことは間違いないだろう。
坂口鉱山跡(?)1

玄倉川右岸にみつけた坑道の跡と思われる穴。
ほとんど落石に埋まっていて中を覗くことはできない。
坂口鉱山跡(?)2

こちらも入り口が埋まった坑道の跡と思われる穴。
こうしたものがいくつも見られる。
残念ながら、流れが速くて対岸に近づけない。
坂口鉱山跡(?)3

ついに見つけた完全な坑道の跡。
しかしほとんど垂直な壁の途中なので、入り口が埋まっていないかわりに直に取り付くこともできない。
堰堤で行き止まり

このすぐ先で玄倉川には3段の堰堤が築かれており、残念ながら今回はここで行き止まり。
前日雪混じりの雨が降ったこともあって、この日の玄倉川本流は靴を脱がなければ徒渉することができないほど増水していた。
かねて用意はしていたけれど、実際に渓流シューズを履いて川を渡ったのは生まれて初めて。
さすがに1月の清流は冷たいし、川は流れが強くて直角に渡るなんてできないことを思い知らされる。
それに脱いだ登山靴というのも、ぶら下げるとなると結構重たいんだな。
結論:残念ながら、坂口鉱山跡(?)は長いハシゴでも持ってこないと中を探検することはできないことがわかった。
これは、一人じゃ無理ね。
玄倉鉱山跡はこちら。
渋沢鉱山跡はこちら。
坂口鉱山跡パート2はこちら。
東沢鉱山跡はこちら。
日影沢鉱山跡はこちら。
麓金山跡はこちら。
玄倉鉱山跡パート2はこちら。
山田鉱山跡はこちら。
奥沢鉱山跡はこちら。
富栖鉱山跡はこちら。
須玉(増富)鉱山跡はこちら。
川尻鉱山跡はこちら。
梓山鉱山跡はこちら。
オイ沢鉱山跡はこちら。
大仁鉱山跡はこちら。
明神鉱山跡はこちら。
・持倉鉱山跡はこちら。
・倉沢鉱山跡はこちら。
・峰之沢鉱山跡はこちら。
・湯ヶ島鉱山跡はこちら。
・持越鉱山跡はこちら。
・伊豆天城鉱山跡はこちら。
・寝姿山鉱山跡はこちら。
・矢筈山鉱山跡はこちら。
・縄地鉱山跡はこちら。
・茂倉鉱山跡はこちら。
・大賀茂鉱山跡はこちら。
・河津鉱山桧沢坑跡はこちら。
最近のコメント