前回、巨大堰堤のため中断を余儀なくされた西丹沢・玄倉川沿い鉱山跡探検の続きを敢行した。
ただし、堰堤付近はもう堆積した岩石で埋没しているのが明らかなので、今度はもっと上流に遡った所からスタート。
玄倉川・芋ノ沢出合辺り
今年はトンネル崩落のため青崩洞門手前までしか行けない玄倉林道を歩き、境隧道を抜けたところから尾根を登り、急傾斜を下り河原に降り立った。
まずは芋ノ沢出合から上流を探索するが、さしたる収穫はなし。
結局これ以上の遡行は断念、下流に向け方向転換をする。
人の手が加わった廃道跡
そして再び見つけた人の手が加わった石積み跡。
前回と同様、増水しても通れるよう、ここにも岸の上部を高巻きに水平道が作られている。
匂うっ。これはこの近くに人工的な何かがあったという手応えになるものだ。
トロッコのレール?
足元を見れば廃道下に錆びた鉄骨の一部。
これは坑道トロッコのレールの残骸なのか?
この近くに坑道がある筈だ。
坂口鉱山跡(?)2
そしてついに見つけた坑道入り口。
これはやはり坂口鉱山の一部なのか。
それともまた新たな別の鉱山跡?
坑道はかなり高い位置にあるので流れが増しても水没する怖れはない。
(場所は西丹沢・玄倉川右岸・芋ノ沢出合下流部)
坂口鉱山跡(?)内部
ストロボ撮影した坑道内部。
ほぼ真っ直ぐに続き、奥行きは約20メートルくらいか。
内部は乾燥しているが、小さな虫がたくさんいるので早々に退散。
虫は嫌いだ。
怖かった訳じゃないっ。
今回の場所は前回の坑道穴(?)とは、直線距離にして3-4キロほどだろうか。
位置的に近いといえば近いし、別といえば別のような。
もしかして両者の間にはもっとたくさんの坑道があったのに、あの巨大な小畑堰堤が築かれたことで埋没してしまったのかも知れない。
たった一つの短い坑道のため、こんな山奥にトロッコまで架設しても割が合わないだろうし……。
疑問は深まるばかりだ。
玄倉鉱山跡はこちら。
渋沢鉱山跡はこちら。
坂口鉱山跡パート1はこちら。
東沢鉱山跡はこちら。
日影沢鉱山跡はこちら。
麓金山跡はこちら。
玄倉鉱山跡パート2はこちら。
山田鉱山跡はこちら。
奥沢鉱山跡はこちら。
富栖鉱山跡はこちら。
須玉(増富)鉱山跡はこちら。
川尻鉱山跡はこちら。
梓山鉱山跡はこちら。
オイ沢鉱山跡はこちら。
大仁鉱山跡はこちら。
明神鉱山跡はこちら。
・持倉鉱山跡はこちら。
・倉沢鉱山跡はこちら。
・峰之沢鉱山跡はこちら。
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・伊豆天城鉱山跡はこちら。
・寝姿山鉱山跡はこちら。
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