あるいは東京地域限定のマイナーなCMなのかも知れないけれど、『眼鏡は顔の一部です~♪』という有名なキャッチコピーを知ってる?
明治16年創業という老舗眼鏡店『東京メガネ』というところのCMソングだ。
唐突にこれを思い出したのは、昨日行われた長崎市長選挙の結果を見てのこと。
この選挙では、運動中に銃撃を受けて死亡した伊藤市長の後継に下馬評の高かった伊藤市長の長女の夫で新聞記者の横尾誠氏を破って、元長崎市課長の田上富久氏が初当選を果たしたという。
僕は長崎とは縁もゆかりもない部外者だし、もちろんどちらの候補者のこともまったく知らなかったけれど、結果にメガネが影響したのでは、と考えてしまった訳。
というのも、いずれの候補者もメガネを掛けているんだけれど、その印象が大きく違うんだよね。
超・私感で言わせてもらうならば、当選した田上さんのメガネはいかにも真面目そうで誠実な感じ。
一方、横尾さんのほうのメガネは眼光鋭く、心の奥底が読めない感じ。
田上富久さん
横尾誠さん
いやこれはまったくの見た目だけのことなんだけど、でも田上さんが(立候補で)自働失職したことを仲間の市役所職員が惜しんだというニュースの一方、横尾さんは東京で新聞記者をしていたということがこの印象をさらに後押ししてしまう。
横尾さんのメガネはすごく印象がキツイんだよね。
新聞記者ならこのメガネでいいんだけど。
古くは佐藤首相と新聞記者、近くは先の東国原知事と宮崎県庁記者会との応酬でもわかるように、新聞記者というのは挑戦的で基本的に反体制的なものだから。
今回二人が立候補を届け出たのはいずれも19日のことで、投票日までわずか3日間という超短期決戦だった。
とにかく3日間しかないんだから、やはりポスターやテレビ報道での候補者の印象というのが普通の選挙以上に投票に大きな影響力を持ったんじゃない?
僕の選挙分析においては、今回の長崎市長選挙の勝因は田上さんのメガネ。
そして敗因は横尾さんのメガネ。
これに尽きるのである。
「メガネかえた方がいいよ」
「おめーがね」
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