そりゃ折れるだろう 岐阜の遊具

岐阜の小学校で、ロープを使った『ワーワーロープ』という遊具の木製支柱が折れて１３人もの子供が怪我をしちゃったね。

でもニュースによると、われわれ素人でも｢そりゃ折れるだろう｣と思うようなケースだ。
だって使い古しの電柱を使ったものなのに、もう設置から１９年も経っているんだよ。
おまけにその遊具の性格から、電柱には縦方向より横方向に強い力が掛かるようなシステムになっている。
さらにいけないのが、根本部分に１２本もの古いタイヤを積み重ねてあること。
これじゃ点検といっても柱の根本部分が確認できないばかりか、早期に腐らせる追い打ちを掛けているようなもの。
そもそも横にしたタイヤというのは中に水が溜まりやすく、しかもそれがなかなか捌けない構造になっているんだ。
長い年月のあいだ、電柱のこの部分はかなり高い湿度に覆われ続けていたんだろう。

校長は｢年３回点検をしていたが、これを見直す｣って言っているけれど、回数増やしても駄目だよね。
実際、前回の点検は３月だったというんだから。
わずか１か月で急に腐る訳ないじゃん。
バックに見える満開の桜が悲しいよね。
そういえばこの岐阜県大垣市って、たしか『桜金造の弟』とやらの生息地じゃない？