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F1カナダGPで相次いだ誤報

日曜日に行われたF1カナダGPでは、佐藤琢磨選手がみごと6位入賞してスーパー・アグリに設立以来最高のリザルトを記録したけれど、その一方で『誤報』が相次いだ。
誤報といっても、もちろんレースの成績など本質的なものではないんだけれど。

一つは、テレビ観た人ならみんな震撼したであろう、クビカ選手(BMW)の凄惨な大クラッシュ劇。
事故後、早い段階で「足を骨折した」とのニュースが流れて、一時は世界中のすべてのメディアがそれを速報したんだよね。
ところがクビサ選手は翌日退院。
しかも自分でBMW-X5を運転してだもの、骨折してた筈ないよね。
真相は単なる打撲のみだったんだって。
すごいねえ、今のF1マシンの安全性は。

  ウッドチャック
もう一つはスーパー・アグリで佐藤琢磨選手のチームメイト、アンソニー・デビッドソン選手の事故原因。
ドライバーによれば「突然前部で何かが起きて、フロントタイヤがロックしてしまった。原因はわからない」とのこと。
ピットインしてメカニックが見たら、壊れたフロントノーズは血だらけだったんだって。
チームのリリースでは、「コースに飛び出したビーバーをはねたもの」となっていた。
これまた世界にそのままニュースが流れた。

ところが翌日、地元のメディアからさっそく抗議だよ。
曰く「この辺りでビーバーなんかもう100年以上見たことがない。
当たったのはビーバーではなく、よく似たウッドチャック(Groundhog)」とのこと。
ふ~ん
でも僕らだって、カナダならビーバーかな、と思ってしまうよね。

何はともあれ、ニュースになれば儲けもの です。
でもビーバーも大きくなれば もう獣 です。

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