タイヘン！ 丹沢『武田金山』水没……

西丹沢・東沢にある旧鉱山跡をやっと見つけた。
古くから武田信玄の隠し金山(1500年代に発見?)との伝承がある由緒あるヤツだ。

でも場所はこれまで書かれていたようなヒントとは高度も位置も大きくずれていた。
これじゃ、見つからなかった訳だ。
イガイガさんのアドバイスがなければ、僕はこれからもずっと見当違いの所を探索し続けていたことだろう。

東沢からこの地域特有のザレた急傾斜地を登ると、ひしゃげたトロッコ・レールがまず目に入った。(レールはもちろん昭和に入ってのもの)
そして、さらに登るとその上部にはいよいよ暗い坑道入り口が待ち受ける。
情報通りなら内部には武田時代の旧い坑道と、昭和になってからの新しい坑道とがある筈だ。

よぉ～し。まずはここで一枚……
うん？
なんか変。?(ﾟ_｡)?(｡_ﾟ)?

なんと、坑道の中は奥までずっと水浸しなのだ。
ひえ～　そんな大雨、降ったっけ？
このルートはここに辿り着くまで何回も徒渉しなければならないので、もちろん天気は気にしていた。
しかし梅雨とはいえここ数日雨はまったく降っていなかったので、まさかこんなことになっているとは思いもよらなんだ。
残念ながら、これじゃとても入れやしない。
奥に入れなかったのはもちろん浸水のためで、怖かったためじゃない。
怖くなんかないもん。

　やっと見つけた東沢鉱山跡

情報通りのトロッコ・レールと坑道入り口が。

　トロッコ・レールをたどり

ひしゃげたレールの上部へと挑む。

　水没した坑道

な・なんと坑道内部は水浸し。
坑道って、普通こういうことのないよう入り口を低くするのでは？
これじゃとても入れやしない。

　レール下はまるで川

トロッコ・レールの下もまるで川状態だった。
それにしても、こんな傾斜地上部にこれほどの水量とは。
どんだけ～☆

これまでこの地域には冬にしか行ったことがなく、夏に行ったのは今回が初めて。
冬なら明るくなる６時半頃まで出発を待たなければならなかったのに、いまはもう５時には明るいので驚いた。
これなら一日が長いなあ。
また冬と違って葉が生い茂り、同じ道とは思えない景色になっていた。
しかし早朝これをかき分けて歩くと、朝露でシャツもズボンもビッショリに。
こんなことも冬にはなかった体験だ。

でも、ヒルこそいなかったものの夏場はヘビやトカゲが道に現れるので嫌。
いきなり足元を横切ったりすると、そりゃビックリするよ。
別に怖い訳じゃないけど。
たぶん。

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