パイナップル入り酢豚のこと

酢豚はわが家の人気メニューだ。
赤い人参や緑のピーマンが入って彩りも鮮やか、食欲をそそるよね。
それに黄色いパイナップルが入ればなお結構。
ウチではあれば必ず入れる。
みんな大好きで｢パイン缶をもらったので今夜は酢豚にしよ｣となるくらいだ。

ところがこの間テレビでやっていたけれど、酢豚に入るパイナップルについて意外と否定派が多いので驚いた。
否定派の主張によれば、甘いこと、それに温かいフルーツというのにも抵抗があるようだ。
だけどそんなの東南アジアなんかでは普通だよね。
なによりパイナップルにはブロメリンとかいうタンパク質を分解する酵素がたっぷり入っているんだぞ。
つまり、肉料理に入っているというのは、ちゃんと理に適っていることなんだ。
ま、理屈や能書きで食べてもおいしくはないが、納得した上で食べて欲しい。

かくしてわが家は今夜もパイナップル入りの酢豚という訳。
ただ、パイナップルがなくても酢豚は食べられるが、冷たい酢豚はおいしくない。
絶対、酢豚は熱いうちが最高さ。
だから、作ったら必ず家族にこう言うんだ。

『すぶたべてね』