幻の大滝・滝口沢Ｆ２(山北町)制覇

丹沢湖のすぐ下に位置する神縄地区にある｢滝口沢｣を探検してきた。
全然ポピュラーじゃないけれど、難所のためほとんどの人がその全貌を見ていないという｢幻の大滝｣(Ｆ２)があるのだ。
ちなみに去年、一度撤退している。

　滝口沢Ｆ１

滝口橋から沢に降りるとすぐ現れる最初の滝｢Ｆ１｣。
約７メートル、すぐその上に約３メートルのスラブ(滑らかな一枚岩)滝。
Ｖ字に見える落ち口の右の岩の奥に目的の｢Ｆ２｣がある。
滝の周囲が大岩に囲まれているので、下からはホンの一部しか見えない。
僕の技術では直登は難しいので、右手の草付き尾根を大きく迂回して登る。

　いよいよ降下へ

丹沢特有のザレた急な傾斜地をロープを使って降りる。
用意した２本のロープをすべて使用。
Ｗで使ったので尾根の最上部からは３５メートルほどか。

　滝口沢Ｆ２を見降ろす

傾斜地の途中から、滝壷を見下ろしたところ。
結構な高度感がある。
このあと流れは左へ直角に曲がる。

　滝壷から

やっと降り立った滝壷の奥から滝を見上げる。
右の斜面に下降に使った２本目のロープが見える。

　滝口沢Ｆ２全景

後ろに下がれないので、２８ミリの広角でやっと捉えられた滝の全景。
推定落差２５～３０メートルとか。迫力ある滝形でしょ。

　お気に入りの画角

この滝の特徴がよくわかる、お気に入りの画角。
まるで岩窟の前に滝がある感じなのだ。
この写真が撮りたくて挑戦したようなもの。

　Ｆ１上部から

流れは直角に曲がってＦ１へとつながる。
最初の写真のＶ字の部分ね。

　滝の上部

ちなみに滝の上部はこのように穏やかな渓流になっている。

＊滝口沢再訪・動画版はこちら。