小笠原に引っ越しのアホウドリ、巣立つ
太平洋の孤島・鳥島からヘリコプターで小笠原諸島・聟島(むこじま)に移住させたアホエドリのヒナ10羽が、すべて無事巣立っていったそうだ。
この移住作戦、そもそも彼らの本拠である鳥島が活発な火山島のため、万一の噴火のとき全滅してしまうのを防ぐために行われたもの。
それはそれでいのだけれど、ここで思い出すのが吉村昭氏の『漂流』という小説。
それによると、江戸時代からこの鳥島にはもう何組となく難破して流れ着いた漂流民がいたんだよね。
位置的に、ちょうど黒潮に乗って流れ着くらしい。
ここに描かれた漂流民の生活を読むと、その苦難にもう涙が流れてくる。
移住作戦でアホウドリは助かるかも知れないけれど、もしもほんとうに鳥島が噴火してしまったら、今後この孤島に流れ着いた人間のほうは困るだろうな。
お引っ越しはペリカン便?
アホウドリ、鳥島で取り締まり
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