殺人(さつうぜん)の滝探訪記
殺人の滝とはまた穏やかでないが、これは「さつうぜんの滝」と読む。
群馬県の北部、野反湖の近く、六合村(くにむら)という所にある。
「六合」を「くに」と読むのも普通じゃないけれど、なんでも「六合」は東西南北及び天地を意味する言葉で、ちゃんと古事記や日本書紀にも記述がある由緒あるものなんだそうな。
さつうぜんの滝・上部から
今回は尾根から降りる場所を間違えて、滝の下側ではなくいきなり直接滝の上部に降りてしまった。
木立の合間からのぞく「さつうぜんの滝」。
おお、みごとなヒョングリぶりを見せている。
さつうぜんの滝・上部から
このところ雨がちだったので、水の勢いは強い。
ただそのため周囲の岩は濡れている上にコケっぽく、超・滑りやすい。
さつうぜんの滝・下部から
下から見た「さつうぜんの滝」。
ヒョングリの勢いが凄いね。
ヒョングリ・吹き出し口
ここもまずは細い流路を勢いよく落ちた水が、スプーンカットにえぐられた岩で向きを変え、思い切り空中に飛び出していた。
岩肌のなせる技である。
大きな滝壷
滝のスケールの割に、意外と大きな滝壷。
「体育館の半分くらい」と書いた記事もあったけれど、そんなにはないだろ。
なお、この下にまだいくつもの滝があるのだけれど、ヒョングリではないのでパス。
設置されたロープ
尾根から滝壷への降り口には太いロープが2本も設置されていた。
急傾斜の上に落ち葉が深く、ロープがないと降りられない。
ありがたくお世話になりました。
さらにロープを追加
ただ残念ながらロープは下まで届いていなかったし、途中から虎ロープになっていて心配なので、自前のロープを追加。
下の方はしぶきで岩が濡れ、これまた滑りやすい。
結局、さらに40mも継ぎ足してやっと滝の下に降りられた。
でも、行きはよいよい、帰りは……
腕が痛くなったよ。
滝・上部から
滝・下部から
たなぼた【ひょんぐりシリーズ】
・西丹沢・押ン出シ沢のヒョングリはこちら。
・桑の木沢・黒戸噴水滝のヒョングリはこちら。
・ボンクラ沢・水神滝のヒョングリはこちら。
・奥多摩・栃寄沢大滝のヒョングリはこちら。
・奥多摩・大岳沢大滝のヒョングリはこちら。
・岩手・七折の滝のヒョングリはこちら。
・赤城・乙女の滝のヒョングリはこちら。
・群馬・夜後沢大滝のヒョングリはこちら。
・丹沢・滝口沢F1のヒョングリはこちら。
・奈良・宮の滝のヒョングリはこちら。
・谷川岳・一の倉沢のヒョングリはこちら。
・山梨・篠沢大滝のややひょんはこちら。
・丹沢・弥七沢のヒョングリはこちら。
・岐阜恵那山・釜沢大滝のヒョングリはこちら。
・岐阜恵那市・寿老の滝のヒョングリはこちら。
・山梨・篠沢大滝のヒョングリ証明はこちら。
・丹沢・モチコシ沢のヒョングリはこちら。
・静岡・牛妻不動の滝のややヒョンはこちら。
・滋賀・神爾の滝のヒョングリはこちら。
・静岡大間川・釜滝のヒョングリはこちら。
・京都・童仙房・不動滝のヒョングリはこちら。
・湯渕沢・中の滝のヒョングリはこちら。
・阿南町・七人滝のヒョングリはこちら。
・塩原・風拳の滝のヒョングリはこちら。
・兵庫・三室の滝のヒョングリはこちら。
| 固定リンク
| コメント (6)
| トラックバック (0)
最近のコメント