その名も『昭和館』
奈良県・南端、十津川への道を辿っていたら、橋を渡った正面にこんな建物が目に入った。
木造・三階建ての建物そのものに風情があるし、その名前も『昭和館』。
いきなり『三丁目の夕日』時代にタイムトラベルした感じだ。
『昭和館』 (拡大します)
場所は人口わずかに700人という過疎の村・大塔というところ。
目の前は昭和32年に完成した『猿谷貯水池』という人工湖。
位置から考えて、この旅館もその時今の場所に移築されたのかも知れない。
吉川栄治の『私本太平記』を読んだことがあるだろうか。
建武中興の時代、大塔宮護良という名前の親王が出て来る。
調べたら、やはりこの大塔村という名前は大塔宮親王に由来していることがわかった。
こんな深い山奥が、由緒ある古い歴史の舞台になっているんだね。
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