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映画『まぼろしの邪馬台国』観た

Yamataikoku宮崎康平氏の小説を元にした映画『まぼろしの邪馬台国』を観てきた。
この忙しいのに封切り日に映画を観たなんて、有森さんじゃないけれど自分で自分を褒めたいくらい。

というのも、昔この邪馬台国には熱中したことがあったのでとても関心があって、一日も早く観たかったのだ。
邪馬台国問題については宮崎康平氏ばかりでなく、松本清張や高木彬光とか、一流の小説家がいろいろ書いているね。
僕自身は九州説のほうがお気に入りだけど、社会的にはどうも畿内説のほうが有力のようだ。
ただ、そもそも研究の元になっている『東夷伝・倭人の条』なんかは12世紀に書き写された版本なんだから『南至邪馬壹国女王之所都水行十日陸行一月』なんていう数字を根拠にしてもあまり意味ないだろう。
それになにより『邪馬台国』ではなく『邪馬壱国』だったという古田武彦氏の説のほうが説得力がある。
確かに貴台というくらいで、台と言う字は尊いもの。
蔑視する属国を著すのにそんな字を使う訳がないよな。
だから『ヤマト』という語感での比定にも納得がいかない。
結局、卑弥呼のお墓がどこかなんて判明するのは、宮内庁次第なんだろう。

あ でも佐藤修悦フォントのタイトル文字はバッチリ良かったよ。

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コメント

本当の邪馬台国は実は大垣であったのだ。今小説を執筆中だから内緒だけれども。

今日は映画半額の日でなかったなぁ。

投稿: 吉田@岐阜 | 2008.11.01 15:21

吉田@岐阜さん


大垣が邪馬台国だったんですか?
初耳じゃ。

もしかして、昼飯大塚古墳とやらが卑弥呼のお墓だったとか?
そうか、昼飯喰いながら思いついたのね。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2008.11.01 16:40

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映画で検索してみました。ブログなんか結構あります。気になるものだけ記録しておき... [続きを読む]

受信: 2008.11.01 19:06

» 映画「まぼろしの邪馬台国」(2008年、日) [富久亭日乗]
    ★★★★☆  邪馬台国探しに生涯をかけた男と それを支える妻の愛の物語。      ◇  九州・島原。 父親から鉄道事業を受け継いだ 宮崎康平(竹中直人)はワンマン経営者だ。 そのため妻明子(余貴美子)は愛想を尽かし 2人の子供を置いて逃げてしまった。 目が不自由な康平は、 邪馬台国研究に執念を燃やしている。 ある時ラジオ番組に出演した康平は 番組の司会をした長濱和子(吉永小百合)と出会う。 和子に好意を持った康平は、 和子を自分の会社に呼び、 新設した観光バス事業のバスガイド教育部長にする... [続きを読む]

受信: 2008.11.03 09:30

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『魏志倭人伝』から始まる~倭人は帯方の東南大海の中にあり、山島に依りて國邑をなす。旧百余國。漢の時朝見する者あり、今、使訳通ずる所三十國~ 邪馬台国所在地論争と言っても、畿内説に較べて九州説は近年すっかり劣勢のようだ。それでも&q... [続きを読む]

受信: 2008.11.14 00:45

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