丹沢・弥七沢のヒョングリ滝
西丹沢・弥七沢のヒョングリ滝に行ってきた。
近場だし、ヒョングリ探検家としては前から行かねばならぬと思っていたものの、ここに通じる唯一の道路である『仲の沢林道』が一昨年の台風で大量落石、以来ずっと通行止めになったまま。
ゲートには、クルマだけでなく『歩行者も完全通行止め』とあるので、正直者の僕はずっと我慢していたのだ。
ところがネットを見ていると、結構無断で歩いている記事があるんだね。
崩落止めの工事はすでに完成していて、歩いてなら問題なく通れるらしい。
なんだ、それなら行こ。
道路も冠水
1度目の訪問は去年の10月。
かなり雨が降ったので、これならみごとなヒョングリが見られるのではないか、期待を持って出掛けたところ、林道ですらこの水量。
F1もこの勢い
まずはこのF1を越えなければならないのだけれど、いきなりこの水の勢い。
しぶきを浴びながらやっと突破。
これはF2
次に現れたのがこの風景。
奥にF2が見える。
しかしある記事にはF2がヒョングリ滝とあったのに、全然ヒョングリになっていない。
ガッカリ。
水量が多すぎてヒョングリにならなかったのだと思い、残念ながらこの日は撤退した。
ところがその後よく調べてみると弥七沢のヒョングリ滝というのは、正確にはF3になるんだね。
2番目の滝をF2にカウントするか無視するかはそれぞれの人の勝手というあいまいさ。
つまり、僕が見たのは目的のヒョングリ滝ではなかったのだ。
これがヒョングリ
で、今回の訪問でやっと到達したヒョングリ滝。
上で見たF2のさらに上部にあったんだね。
このところ雨が少ないので規模は小さいものの、なるほど可愛いヒョングリになっている。
ヒョングリ(上部から)
いったん戻って傾斜地を登り、今度はヒョングリ滝上部にロープで下降。
上からヒョングリ滝を観察したところ。
ちなみに帰り道でいきなり工事関係者と遭遇。
無断で通行止めの内部に侵入した訳だから叱られるかと思ったけど、思い切ってこちらから会釈したら『こんにちは~』だって。
そう、山の男はみんなナイスガイなのだ。
(ほんとか)
弥七沢のヒョングリ滝
・西丹沢・押ン出シ沢のヒョングリはこちら。
・桑の木沢・黒戸噴水滝のヒョングリはこちら。
・ボンクラ沢・水神滝のヒョングリはこちら。
・奥多摩・栃寄沢大滝のヒョングリはこちら。
・奥多摩・大岳沢大滝のヒョングリはこちら。
・六合村・さつうぜんの滝のヒョングリはこちら。
・岩手・七折の滝のヒョングリはこちら。
・赤城・乙女の滝のヒョングリはこちら。
・群馬・夜後沢大滝のヒョングリはこちら。
・丹沢・滝口沢F1のヒョングリはこちら。
・奈良・宮の滝のヒョングリはこちら。
・谷川岳・一の倉沢のヒョングリはこちら。
・山梨・篠沢大滝のややひょんはこちら。
・岐阜恵那山・釜沢大滝のヒョングリはこちら。
・岐阜恵那市・寿老の滝のヒョングリはこちら。
・山梨・篠沢大滝のヒョングリ証明はこちら。
・丹沢・モチコシ沢のヒョングリはこちら。
・静岡・牛妻不動の滝のややヒョンはこちら。
・滋賀・神爾の滝のヒョングリはこちら。
・静岡大間川・釜滝のヒョングリはこちら。
・京都・童仙房・不動滝のヒョングリはこちら。
・湯渕沢・中の滝のヒョングリはこちら。
・阿南町・七人滝のヒョングリはこちら。
・塩原・風拳の滝のヒョングリはこちら。
・兵庫・三室の滝のヒョングリはこちら。
| 固定リンク
「滝」カテゴリの記事
- 富士の恵み・夏狩湧水群(2016.01.11)
- 穴から仰ぐ「おみかの滝」(2015.10.31)
- T秘境と呼ばれて(2015.01.16)
- 旧・東青山駅の滝(2014.06.21)
- 初瀬街道の旅(1)瀧不動の磨崖仏(2014.05.24)
「丹沢」カテゴリの記事
- 丹沢に散った戦闘機の影(2011.05.28)
- オイ沢鉱山の坑道跡(2011.04.20)
- 暮秋『風の吊り橋』(2010.11.30)
- 滝口沢が台風で……(2010.10.13)
- 凍てつく本棚・下棚(2010.02.10)
「ヒョングリ」カテゴリの記事
- 厳冬の氷結・篠沢大滝(2012.01.15)
- 『雪の黒戸噴水滝』撤退記(2011.12.10)
- 滝口沢が台風で……(2010.10.13)
- 滝壺ヒョングリ『三室の滝』(2010.10.02)
- 『乙女の滝』ヒョングリ・動画版(2010.09.03)
コメント
ひょんぐり詣でですね。これはどういうご利益が・・?
え?夜もひょんぐり?
下ネタじゃねぇか (^_^;)
投稿: 惑 | 2009.01.27 23:50
惑さん
>夜もひょんぐり?
いえ、残念ながら……
って、言わせね~よ!!
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2009.01.28 05:22