中国・漢民族に良心はあるのかい
今日14日は北京五輪を前に起こったあのチベット騒動からちょうど1年になるね。
チベット仏教最高指導者であるダライ・ラマ14世と、対話する姿勢だけはみせて国際世論はかわしたものの、先日行われた全人代では温家宝首相がダライ・ラマ側に一方的譲歩迫る強硬姿勢をみせつけている。
結局いままで何の進展もないままじゃないか。
考えてみれば、日本との交渉だってずいぶんなものだ。
去年来日した胡錦涛国家主席は、「南シナ海の海底油田開発は日本と共同で行う」なんて演説したけれど、その後はどうなったんだ?
進展が何もないままに、一方的な採掘はどんどん進めたままじゃないか。
パンダを貸与するという話はどうなった?
一時的に日本の子供たちの歓心を買っておいて、その後は知らん顔じゃないか。
ま、別にパンダなんか要らないけどね。
シロクマにお化粧してやるさ。
要するに、問われているのは中国、それも漢民族の良心の問題だろう。
サーチナで紹介されていたこんな『冗句』を転載しよう。
ある男が山道を歩いていた。
見ると、道ばたに布を広げて商売をしている老人がいる。
「こんなところで物を売っても、客は来ないだろうに」
と思いながら近づくと、老人に見えたのはどうやら人間ではなく、悪魔(原語は魔鬼)らしい。
売っているのは、色のついた液が入っているガラス瓶だ。
恐ろしく思ったが、好奇心が頭をもたげてきて、聞いてみることにした。
「いったい、何を売っているのですか?」
すると悪魔は「さまざまな民族のさまざまな魂、心さ。
モンゴル族の“勇猛心”、チベット族の“宗教心”。
何でもあるよ。どうだ、ひとつ買わんかね」と言う。そこで「一番高いのはどれですか?」と聞くと、悪魔はしばらく探して、とりわけ小さな瓶を取り出した。
中は無色透明な液体だ。
値段を聞くと、とてつもなく高い。「それは、いったい何ですか、どうしてそんなに高いのですか」と聞くと、悪魔はこう答えた。
「これか。これは漢族の“良心”さ。
なにしろ品薄で、どうしようもないんだよ」……
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 悲しきクリアファイル(2024.06.21)
- 車座のはなし(2024.02.28)
- 「麻生さん、上川外相への容姿発言撤回」 あ、そう(2024.02.04)
- 祝! 岸田新内閣発足(2023.09.13)
- 総理、英語上手いんじゃん(2023.05.22)
コメント
おはようございます
いやあ、凄く解かりやすい話ですね。
たなぼたさんの仰ってることもイチイチ納得がいきます。
面白い話を有り難うございました。
投稿: poohpapa | 2009.03.14 10:17
poohpapa さん
ありがとうございます。
中国指導部も仕事がタイヘンなのはわかりますけどね。
でも、人間というもの、信義を欠いては生きていけない。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2009.03.14 10:39
かの国に親友が一人います。基本的に国家や政府など「信用したらイカン。」と思っている様子。身を守るために信じられるのは血縁とお金だけなのだとカンじています。
この国には近寄ってもろくな事がないと考えています。
日本人みたいなお人好し、うまくかもられるだけですよ。日本の政治家や経団連にも信義なんてないんだから。
漢(おとこ)らしいリーダーが欲しいわ。
投稿: えりん | 2009.03.16 09:36
えりんさん
>この国には近寄ってもろくな事がないと考えています。
そうは言っても、もともと近くにいるものなあ。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2009.03.16 12:51
たしかに・・・歴史的にも太古の昔からつながりが深いし、なんとかうまくつきあっていかないわけにはいかないでしょうね。納得のコメントありがとうございました。
投稿: えりん | 2009.03.17 09:57