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日影沢金山・墓標の尾根

静岡県北部に位置する『日影沢金山』(別名:梅ヶ島金山)跡の探訪に行ってきた。
今川、武田、徳川の三代に渡って掘られたという金山で、有名な『慶長小判』Koban_sもここから産出した金で鋳造されたという由緒ある鉱山なのだ。


 『魚魚の家』
Hikagesawa_01
スタート地点は安倍川をはるか遡った『魚魚の家』という水とふれあう親水園から。
ギョギョ!」って驚いたかも知れないけれど、「ギョギョ」じゃなく「トト」って読むんだからね。


 鉱夫住居の跡
Hikagesawa_02
沢からいきなり『遊歩道』という名の急な荒くれ道の登りを強いられる。
するとやがて、山の中にこうした石組みがいくつも現れる。
悲しいかな、鉱夫たちが住んだ昔の住居跡なんだそうだ。


 坑道跡入り口
Hikagesawa_03
いよいよ到着した、これが日影沢金山・坑道の入り口。
もちろん丸太は後世になって復元されたものだけれど、いかにも江戸時代の雰囲気があるね。


 坑道跡内部
Hikagesawa_04
ストロボで覗いてみた坑道内部。
垂れ下がって見えるのは鍾乳石などではなく、古い木組みの一部。
坑道そのものが沢になっている。
残念ながら、崩れていて中まで入ることはできない。


 塔頭の尾根
Hikagesawa_05

Hikagesawa_06
坑道跡からさらに対岸の尾根を登り詰めると、至る所に志半ばで斃れた鉱夫たちの墓地群が現れた。
苔むし、雑草に蔽れた墓石には『寛永』などの年号がかろうじて読み取れる。
遠く故郷を離れ、こんな山奥で朽ち果てていったなんて…… 合掌。

ちなみに有名なキナコをまぶした安倍川餅Abekawamochiはここが発祥とも。

家康が日影沢金山の検分に訪れた際、ある男が餅をつき、豆の粉をまぶして献上した。
満足した家康が男を呼び寄せこの餅の製法を尋ねたところ、「この餅は金山から産出し安倍川へ流れる金粉を掬いあげ、餅にまぶしてつくるので『金粉餅』(きんこもち)と申します」と即答。
感心した家康が褒美を与えると共に、この餅を安倍川餅として広めさせたという。

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コメント

「木は森に隠せ」から言えば「金は金鉱に隠せ」と成る訳でこのシリーズは怪しい(笑)

>残念ながら、崩れていて(素人は)中まで入ることはできない。
>遠く故郷を離れ、こんな山奥で朽ち果てていったなんて…… 合掌 (その無念は自分が必ずや・・)

支援金を払っておくとお宝発見の際に還元されるというような怪しい募集はしてないですか?

投稿: | 2009.10.17 21:11

さすが、惑さん
なるほど金庫より金鉱に隠せ、と。

え~と……
お待ちしてましたよ。
一口10万円で、お一人様100口までご購入いただけます。
もしお宝発見の際には、100倍は堅いでっせ。

また香港に本拠を置いたファンドですので税金も掛かりません。
お得ですよ、お早いうちに。
スリスリ

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2009.10.18 02:08

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