いにしへの香り、旧尾県学校校舎(都留)
これは山梨県都留市にある旧尾県(おがた)学校校舎。
旧尾県学校校舎1 (いずれも拡大します)
前に書いた勝沼の旧山梨田中銀行と同じく、この建物も「藤村式建築」と呼ばれる疑似洋風のもの。
「藤村」は島崎藤村ではなく、当時の山梨県令・藤村紫朗のことね。
見識のあった藤村県令は、こうした価値ある建物を県内に100以上も造らせたんだとか。
旧尾県学校校舎2
完全なシンメトリー。
鮮やかなブルーの柱とベランダというのが目を惹くね。
「藤村式建築」の特徴は、2階建て・ベランダまたはバルコニーがあること・両開きの窓・鎧戸式雨戸・屋根上の塔・ペンキ塗り、そしてガラス窓……なんだそうだ。
旧尾県学校校舎3
明治11年に完成。
地元の人達が木材を切り出し、手作りで建設したんだとか。すごいね。
現在は郷土資料館になっている。
こんなのが小学校だったなんて、山梨県のガキはお洒落じゃん。
こんな歴史ある建物なのに、すぐ近くに高速道路やリニア実験線が走っているのはなんか不思議な感覚。
しかし西洋に凝るのもたいがいにせいよー。
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