日本外交は柳腰なの?
柳の下にどじょう
予算委員会での仙谷官房長官による「柳腰で中国に対応していく」発言が波紋を呼んでいるね。
さっそく自民党の鴨下元環境大臣に、「柳腰とは細くてしなやかな腰つきのことで、美人のたとえ。
柳腰外交なんてあり得ない」ってやられちゃった。
そりゃそうだ。
仙谷さんは、「女性ほど強いものはないし、柳はどんな強風が吹いてもしなやかに対応している」なんて釈明していたけれど、これは明らかに「柳腰」と「柳に風」を混同しちゃったんだな。
ま、柳腰だけでなく、「柳髪」は女性の髪の美しさを讃えたものだし、「柳眉」も女性の美しい眉の表現だ。
でも、柳眉を逆立てるというくらいで、油断してたらタイヘンな目に遭うことは誰だって知っている。
思えば日中戦争だって『柳条溝事件』がきっかけじゃないか。
おめおめ、外交では柳に油断めさるな。
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コメント
う~ん、非常に美しくまとまっているなぁ。そのまま天声人語に使われそうな品の良さがありますねぇ。
だからといって同じ漢字を使って話を展開すれば受けるとは限らない。柳の下にどじょうはいないわけですよね。
投稿: 惑 | 2010.10.16 13:03
惑さん
お褒めの言葉、ありがとうございます。
いま、木に登っております。
なお、もう柳の下にドジョウはいませんが、蛙なら……
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2010.10.16 19:39