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2010年11月

暮秋『風の吊り橋』

『風の吊り橋』
Togawa
ちょっと見、南ヨーロッパの高原のよう?
異国風の橋の名前は『風の吊り橋』。
主塔のデザインをローマ風の石のイメージで造ったので、異国情緒が感じられるんだね。

実は神奈川県秦野市にある戸川公園という所。
水無川扇状部に位置しているため、丹沢からの吹き下ろしの風の通り道となっていることからこの名が付けられたそうだ。
その名のように、本四連絡橋と同程度の風(風速80m) にも耐えられるのが自慢なんだって。

風、つよーおますな~
京風ハローどすから~

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「憂欝」な常用漢字、「賭」や「怨」

常用漢字の見直しが閣議決定されたね。
新たに認められたのは欝や摯、それに賭や怨、賂、尻など。

かつて昭島市で「悪魔」クンなんていう名前が届けられて大きな騒動になったけれど、今回の改定でなんていう字がまた人名にも使えることになるらしい。
大丈夫かな。

また憂欝のや真摯のなんかも、字は難しいけど今はパソコンなどで簡単に打ち出せるからOKなんだって。
「真し」じゃ意味もわからん。
漢字にはみんな意味があるんだから、なるべく平仮名にはしないほうがいいよね。

だいたい憂欝なんて、とても自分では書けないからこそ憂欝なんだろうに。

一方、という字なんか賄賂くらいしか思い当たらないけれど、だから政治家が見直しを決めたんだな。
やっぱり彼らには必要不可欠な言葉なんだろう。

P_shiriという字はわかるよね。
こんなの、今まで常用漢字でなかったのが不思議なくらいじゃないか。
どうしたっては外せまいよ、ねえご同輩。

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沼津の津波対策・三態

沼津市は伊豆半島の付け根。
東海地震が想定される地域でもあり、津波対策に熱心な町だ。

沼津市は市民を津波から守ります。
  ヌマヅ、喰わずで……

大型水門『びゅうお』 (いずれも拡大します)
 
これは沼津港の入口にある巨大水門の『びゅうお』。
万一の時には、中央に見える幅40mという巨大な扉体(ひたい)が下がって津波をシャットアウトし、港を守る。
最上部は展望台で、両側からエレベーターで上がることができる。
一人100円。
建設に43億円も掛かったんだから、元取らなくっちゃ。
お願い、あと4200万人来て~☆

避難タワー
 
これは多比の町、民家の駐車場奥にある『避難タワー』。
非常階段て普通は駆け下りる感覚だけど、これは津波が来たときに駆け上がって避難するんだね。
左の写真、クルマの前ではネコさんが日なたぼっこしてた。
お邪魔してすみません。君も逃げろよ。
(※左写真にマウスを合わせると画像が変わります)

避難トンネル
 
同じく多比の町旧道の廃トンネルを利用した、こちらは『避難トンネル』。
といってももちろんトンネルの中に逃げ込むのではない。
トンネル上部が平に整地・舗装されていて、そこに上がれるようになっている。
なら別にトンネルでなくてもいい?
廃物利用、リサイクルだよっ。
もう、文句ばっかり言って……

非難 訓練かっ。

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海老蔵さん、殴られた?

Iseebiなんだか、市川海老蔵さんがタイヘンなことになっているね。
(まだ詳しいことがわからないからなんとも言えないけれど)

「六本木の飲食店でトラブルになり知人に殴られた」と本人は言っているらしい。
でも、歯が欠けたうえに左目や鼻も、なんていうほどの怪我してたら、普通その場で救急車なんじゃないか。
ちゃんと家に帰ってきて、しかも最初は119番じゃなくて110番通報?
よくわからん。

そもそも、もう所帯持ったというのに朝まで六本木で飲んでいるのが良くない。
あ もしかして、ゴルフクラブでやられたんじゃないだろな。
そうか、奥さんというのも一応『知人』の範中に入るのか ?(゚_。)?(。_゚)?
なんてね。ウソよ。

「中古のクラブくれる?」
「いいよ、ふるセットね」

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伊豆廃ループ橋を歩く

静岡県・伊豆に、崩壊した廃ループ橋がある。
まるで、時代から取り残されたかのような。

 巨大ループ橋
Loop_01

Loop_02
伊東近くの旧道、上を見上げると巨大な建造物が緑の中に現れる。
薮をかき分け、橋脚部分まで登る。
素晴らしい造り…… のように、ここでは感じられた。
そう、まるで第2東名のような。


 先がない
Loop_03

Loop_04
ところが上部を見ると……
なにこれ、途中で切れているじゃない。
そう、まるでナイフでカットしたような。


 崩壊
Loop_05

Loop_06
憐れにも、その先の部分は緑の中に落下してしまっている。
しかもみごとな横倒し。
そう、まるで投げでも喰らったような。


 歪んでる
Loop_07

Loop_08
振り返ってみると、そもそも全体が歪んでる?
ここでスピード出したら楽しそう。
これって、目の錯覚じゃないよね。
そう、まるでトリックアートのような。

調べると、この橋が建造されたのはもう30年ほども前。
背後の山に別荘地を造成する取り付け道路の工事だったらしいが、完成前に資金難で破綻に追い込まれたんだとか。
さらに度重なる伊豆半島沖地震の追い討ちを受け、このように崩壊してしまったようだ。
そう、まるで石部トンネルのような。

でも危険だから、上がらないように。(お前が言うな>自分)

実際に歩いてみた、よくわかる動画はこちら
                

福士川・芸術屋敷跡はこちら
大崩海岸・石部トンネル跡はこちら
トヨタの引込線跡はこちら
富津岬・軍事施設跡はこちら
鹿島の竜宮城跡はこちら
曾呂尋常小学校跡はこちら
茂原の掩体壕はこちら
州ノ崎の試射場跡はこちら
龍ヶ崎の赤い西洋館はこちら
府中の米軍通信基地跡はこちら
伊豆・韮山のマリア観音像はこちら
天空に消えた夢のロープウェイはこちら
もう一つの忘れ去られたロープウェイはこちら
地下に眠る旧証券会社の大金庫はこちら
丹沢に墜落した戦闘機のエンジンはこちら

【橋リスト】
・その名も粋なり『恋路橋』はこちら
・旧稲又川橋跡はこちら
・君津・廃橋跡はこちら
・君津の変な橋はこちら
・中央線遺構・立場川橋はこちら
・ねずみの歩道橋はこちら
・須坂の渡れない橋はこちら
・長電の警笛が響く村山橋はこちら
・世にも怖~い冠着橋はこちら
・善光寺白馬電鉄跡はこちら
・未成の天津ループ橋はこちら
・明治・土木の誇り、汐止橋はこちら
・桂川・水路の旅はこちら
・崩壊橋梁・祭畤大橋はこちら
・モダンなアーチ・新矢柄橋はこちら
・自殺防止の鏡渡橋はこちら
・破壊橋梁・旧柴崎橋はこちら
・崩落橋梁・旧鹿行大橋はこちら
・甲斐・信濃の旧国界橋はこちら
・レールの旧春木川橋はこちら
・第二東名・新富士川橋はこちら
・柿田川の眼鏡橋はこちら
・足尾銅山・小滝橋はこちら
・初瀬街道・沈下橋はこちら
・工事再開・天津ループ橋はこちら
・飯田街道の廃橋・旧真弓橋はこちら
・白浜のめがね橋はこちら
・秩父のループ橋はこちら
・早川町の早川橋はこちら
・白根のループ橋はこちら
・新城市の黄柳橋はこちら
・秩父の廃吊橋はこちら
・勝沼のめがね橋はこちら
・笹子の笹子川橋台はこちら
・修善寺の高橋橋はこちら
・早川町の保2号桟道橋はこちら
・東名の皆瀬川橋はこちら
・小山の森村橋はこちら
・長泉の石橋アーチ橋はこちら
・西会津の奥川橋はこちら
・小山の森村橋はこちら
・下仁田の落合橋はこちら

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日本女子、強え~☆

熱戦が続いているアジア大会、昨夜は朗報が続いたね。
女子サッカーではなでしこ・ジャパンがこれまで大会2連勝の北朝鮮を下して初優勝。
すべての試合を通じて失点が0というんだからすごい守りだ。

C_fukushima
また陸上の華・女子100m決勝ではみごと福島千里選手が優勝。
日本選手として、この種目で実に44年ぶり金メダルの快挙なんだそうだ。
しかも、これまでの日本人にない追い込み型のレース。
格好いいねえ。

とりわけ、福島選手あのお腹、見た?
鍛え上げられた贅肉のないスレンダーなお腹が、おじさんにはまぶしいよ。

2位になった選手のボディビルダーみたいな筋肉とは大違いじゃん。
ふむ、あの選手
見掛けほど 走ランナー

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世界最長の木橋『蓬莱橋』

尾盛駅の興奮冷めやらぬまま、島田まで降りてきた。
ここは『箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川』と詠われた、東海道屈指の難所大井川だ。
でも明治になって、やっと茶園の開墾のため木橋が架けられた。

 蓬莱橋
Houraibashi_01
歩行者と自転車だけが通行できる。
でも有料で、大人1回100円、子供は10円。
このため地元では『賃取り橋』って呼ばれているとか。
(月額800円の定期もあるよ)


Houraibashi_02
なにせ、この辺り川幅がある。
だから橋の長さ、実に897m。
木造の歩道橋としては世界一の長さだそうで、ギネスブックにも認定されている。
これを支える橋桁も、さすが頑丈に出来ているね。


Houraibashi_03
左のお姉さんを撮ったんじゃないっ。
橋を撮ったんだってば。
でも、ハシが切れてるって?
おっかしいなあ……
だって、街によくいるニセモノじゃなくて、本物の金髪さんだったんだもん。
国際親善だい!!

【橋リスト】
・その名も粋なり『恋路橋』はこちら
・伊豆・廃ループ橋跡はこちら
・旧稲又川橋跡はこちら
・君津・廃橋跡はこちら
・君津の変な橋はこちら
・中央線遺構・立場川橋はこちら
・ねずみの歩道橋はこちら
・須坂の渡れない橋はこちら
・長電の警笛が響く村山橋はこちら
・世にも怖~い冠着橋はこちら
・善光寺白馬電鉄跡はこちら
・未成の天津ループ橋はこちら
・明治・土木の誇り、汐止橋はこちら
・桂川・水路の旅はこちら
・崩壊橋梁・祭畤大橋はこちら
・モダンなアーチ・新矢柄橋はこちら
・自殺防止の鏡渡橋はこちら
・破壊橋梁・旧柴崎橋はこちら

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「歩いて行けない尾盛駅に歩いて行ってきた」の記

  列車に乗れば隣駅からわずかに8分。
  しかしそこを2時間も掛けて尾根を越え自らの足で到達した男の、これは壮絶な イヤ お馬鹿な記録である。

 大井川鐵道・井川線 【尾盛駅

尾盛駅への訪問は困難である。
駅周辺に民家は無く、そのうえ駅に通じる道も一つも無い。
ここはすでに人間の住める場所とは言い難い。
周囲は鬱蒼とした森林に囲われ、人家は一切存在しないのだ。
このため唯一の到達手段は井川線の列車だけ。
2007年度の年間乗降客数は254人、2008年度は574人である。
(註:2005年の5倍!)

世の中、秘境駅というのがブームらしい。
鉄道自体にはあまり関心がないので秘境駅はどうでもいいのだが、それが「歩いては行けない駅」となれば別だ。
調べると、車道はおろか、駅まで達する歩道さえも一切無いという凄まじさ。
だから四駆はもちろん、バイクでも自転車でも行くことはできない。
駅にあるのはホームだけ。
そう、ここには『駅前』という概念すらない。

続きを読む "「歩いて行けない尾盛駅に歩いて行ってきた」の記"

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ゾンビ復活!

せっかく仕分け会議で廃止や削減にされたものがいつのまにかゾンビとして復活しちゃっているらしい。

ゾンビってそもそもZombieというスペルだから、正しくはゾンビーなんだと思うけれど、まいっか。
政界でゾンビというと、ちょっと前なら小選挙区で落選したのにいつのまにか比例で復活した議員のことを言ったもの。
おそらくそんな言い方されてうれしくはないだろうから、そうした議員はいま胸をなで下ろしているんだろう。
(いえ野田聖子さんや小池百合子さんのことじゃ決してありませんて!)

復活といえば、このたなぼたでも突然昔のブログ記事にアクセス急増で復活しているものがある。
最近でいえばこの記事
解析をみると、「早起きは3文の得」というフレーズで検索した人が急に増えたからのようだ。
なんでかな~ ?(゚_。)?(。_゚)?

これ読むと、この頃のほうが文章が深いし構築がいいみたい。
最近、少し手を抜いてるんじゃないの?>自分。
Hanseizaru


反省~☆

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『はやぶさ』クンの思惑

Hayabusa_chikyu2小惑星イトカワから探査機『はやぶさ』が持ち帰った細かい粒子、昨日イトカワの鉱物であるらしいことが発表されたね。
このプロジェクトでタイヘンな苦労したJAXA(宇宙航空研究開発機構)の職員たちが大喜びをしているのをみると、こちらもうれしくなる。
だって事実なら、素晴らしい世界的快挙だもの。

でも、はやぶさが帰還したのはもう半年近く前のこと。
なんで、いまこのタイミングでの発表?

実は文科省所管JAXAの事業、いま行われている行政刷新会議による後半仕分けの対象なんだね。
まさにそこを狙っての功績アピール
わかる気はする。
ま、宝くじの宣伝なんかに巨額を投じるよりも、こうした地道な科学研究に使ったほうがいいんじゃない。

はやぶさクンも苦労してるんだ。
おいカモメ、疲れたから「背中揉め!」
フクロウも、「ふ~、苦労した」って言ってたよ。
でもコンドルはこの快挙に喜ンドル。

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タケヤブ焼けた

Kasai中国最大の近代都市・上海で、28階建て高層マンションで火災が発生、すでに42人もの死亡が確認されたそうだ。
改装工事中のため外部に組まれた竹の足場のせいか、その火災シーンはなんか異様。

大いなる昔、まだ返還前の香港に行った時、ビルの足場がすべて竹だったことに驚かされた。
(今週行われるマカオ・グランプリも、実は毎年スタンドはすべて竹で組まれている)
われわれの感覚だと不安を覚えるが、しかし大丈夫なのだ。
こちらでは昔から竹で足場を組むのが当たり前。
ただそこには厳しい徒弟制度があって、難しい竹の組み方が代々踏襲されているのだという。

で、今回の火災事故。
日本のニュースでは、組まれた『竹の足場』がその延焼の主要原因であるかのように報じている。
しかしたとえ『タケヤブ焼けた』というように竹は燃えやすいとしても、まともなビルなら細い竹の足場くらいで全体が延焼する訳はないだろう。
10階で発生した火災が上部に燃え移った原因は、おそらく建物自体の防炎が十分でなかったのではないか。
安易に竹足場に非難の矛先が向けられることななく、真の延焼原因が究明されることを望む。

あれ
今日の記事はなんかおかしい ?(゚_。)?(。_゚)?
そうだ、駄酒落忘れた……。

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トンネル四景/明治・大正・昭和・平成

ここは静岡県にある宇津ノ谷(うつのや)峠。
海に近いので標高は170mだが、静岡市と藤枝市とを分ける昔からの難所。
東海道という要路でありながら、明治になってトンネルが貫通するまで険しい峠越えしか交通路がなかったのだという。

そしていまここでは、明治・大正・昭和・平成すべての時代のトンネルを見ることができる貴重なポイントになった。
(近世東海道の交通を知ることができる貴重なものとして2010年、国の史跡に指定)

明治トンネル (いずれも拡大します)

4m×3.9m×203m
最初に建設された馬蹄形の明治トンネル。
明治9年に日本最初の有料トンネルとして開通。
現在の赤レンガは明治36年に修復されたもの。
いまクルマは通れず、歩いてのみ入ることができる。

大正トンネル

7m×4.9×230m
大正時代に計画され、昭和5年にやっと開通した大正トンネル。
幅を拡げてかまぼこ形になり、自動車も楽に通れるようになった。
今は旧道として使われている。

昭和トンネル

9m×6.6m×844m
近代設備となった半円形の昭和トンネル。
昭和34年に完成。
狭いながら歩道部分も設置された。

平成トンネル

11m×6.6m×876m
平成10年、昭和トンネルの隣に建設された明るい平成トンネル。
さらに拡幅され、自動車だけでなく歩行者にも優しい最新設計のトンネルになっている。
これにより上下2車線ずつ使い分けられるようになった。
いまスピードを上げて通過するクルマのドライバーは、ここが峠であることすら知らずに通り過ぎるのだろう。
ちなみにここにある『道の駅・宇津ノ谷峠』は、上下線でなんと3つに分かれる珍しい道の駅だ。

明治トンネル内部

明治トンネルを歩いてみた。
駿河なる宇つの山辺のうつつにも
       夢にも人に逢はぬなりけり

伊勢物語にこう詠まれた通り、ここでは一度も人に出逢うことはなかった。
でも暗いとはいえ照明はあるし、真っ直ぐだし、こんなトンネルこんなトンネルのように怖くはない。
だって男の子だもん。

出口の見えないトンネルはこちら
通れないトンネルはこちら
水のトンネルはこちら
大人だって怖いトンネルはこちら
旧笹子トンネルはこちら
大崩海岸・石部トンネル跡はこちら
富津のロウソク・トンネルはこちら
富津の背高のっぽトンネルはこちら
茂原の背高のっぽトンネルはこちら
長南町の三角トンネルはこちら
市原市の四角トンネルはこちら
市原市の五角トンネルはこちら
藤野市の卵形トンネルはこちら
埋もれた山伏隧道はこちら
市原の天井抜けトンネルはこちら
市原のフニャトンネルはこちら
君津の急傾斜トンネルはこちら
日本一短いトンネルはこちら
松姫湖の水没トンネルはこちら
横須賀の背高のっぽトンネルはこちら
横須賀のトンネル交差点はこちら
熱海の超ヘアピントンネルはこちら
踊り子の通ったトンネルはこちら

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街の灯りが とてもきれいね ヨコハマ♪

APEC(アジア太平洋経済協力会議)の取材に来ている海外記者に、横浜が美しい都市であると好評なんだそうだ。
とりわけ、「街の灯りがとてもきれい」だと。
なんだそんなこと、もう40年も前にいしだあゆみさんが唄っていたけれどね。

Macha_iceところで今回訪日するオバマ米大統領が、幼少の時行った鎌倉の大仏さんにまた行くとかで、警備がタイヘンらしい。
鎌倉か……
そういえばオバマさん、前にスピーチで「抹茶アイス!」なんて言ってたものな。
地元のお店では、すでに「オバマッ茶ソフト発売」なんて悪のりしてるらしい。
小浜市みたい。

それなら胡錦濤さんには「こ栗きんとん」とか「こきんとき豆」はいかが。
え、メドベーチェフ大統領も来るの?
それじゃ、なんか適当に「江戸めーぶつ」見繕ろっとき。

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初雪や二の字二の字の下駄の跡

寒くなったねえ。
昨日はなんと九州の阿蘇山でも初雪が降ったとか。
奥さ~ん、初雪ですよぉ
どうもごシンセツに

すでに12月上旬並みの陽気だそう。
寒い訳だ。

Ninoji_3初雪といえば、『初雪や二の字二の字の下駄の跡
だから今日11月11日は『下駄の日』かと思いきや、全国木製はきもの業組合連合会が制定した下駄の日は7月22日なんだとか。
7月の7は下駄の寸法(男物の下駄は7寸7分、女物の下駄は7寸2分)から、また22日は下駄の歯形が漢数字の「二」と似ているからなんだって。
つまらん。

それよりは11月11日のほうがいいじゃん、って思っていたら、伊豆の国市観光協会は独自にこの日を下駄の日に制定しているんだそうだ。

下駄箱の中に、「げっ、タバコ!
たまゲタ。(゚_゚)

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大正浪漫の歯科医院

ここは東海道・蒲原宿
そこで硝子窓の多い、ひときわ白い洋館が目を惹く。

五十嵐歯科医院 (いずれも拡大します)
 
昔の街道沿いにたたずむ旧五十嵐邸は、大正時代に歯科医院だったところ。
町家建築として建てられたものを洋風に増改築した『擬洋風建築』と呼ばれる珍しいものなんだそうだ。
平成12年に国の登録有形文化財に登録されている。

 
外観は洋風だけれど、内装は和風というユニークな建物。
中も見学できる。
2階に上がる階段。
向かいの部屋に行くにはいったん登ってから木の蓋を被せて渡るようになっている。
怖っ。

 
診察室は2階にある。
蛇口が見えるけど、まだ水道などなかった時代。
中庭からポンプで井戸水を2階の診療室まで通したんだそうだ。

 
明るい陽差しに包まれた旧き診察台。
でもなんか、これを見ただけで歯が疼いてきそう……。
さりげなく置かれた扇風機にも、時代の息吹が感じられるね。
好きな人にはたまらない?

【ちなみに『登録有形文化財』とは】
築後50年を経過している建造物で、時代や特徴があるもの。
文化庁による調査・審議、文部大臣への答申を経て指定される。
文化財を活用しながら保存するのが特徴なんだね。
なおいくら50年経って時代が感じられても、お宅の爺ちゃんは登録できません
他に活用してください。

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大崩海岸・崩壊『旧石部トンネル』跡

今回の探検舞台は静岡県・大崩海岸にある石部(せきべ)トンネルという所。
昔、ここを通っていたJR東海道線はとっくにこのトンネル部分を放棄し現在は別のルートに変更されている。
(トンネルは昭和23年のアイオン台風により大破。放棄された後も幾度となく崩壊を繰り返してきた)
その坑門部分が残っていて、急な崖を降りれば今でも観察することができるのだ。

 薮から現れたモノは
Sekibe01

Sekibe02
(上)旧国道から薮をかき分け崖を降りていくと、茂みの向こうになにやら大きな人工物が現れる。
(下)下に降りるとその全容が目の前にさらけ出される。
二つ並んだこれが鉄道トンネルの廃墟だ。

 崩れたザンガイ
Sekibe03

Sekibe04
哀れなザンガイも、実は美しいレンガや石組みで構成された巨大な遺構であることがわかる。
今でも窺えるその直線と微妙なカーブとは、健在だった当時の優美さを主張しているようだ。

 トンネル内部?
Sekibe07_2

Sekibe08
崩れたトンネルの開口部にはロープを伝い上がることができる。
え、中が見たい? 見ないほうがいいよ……

中はまるでゴミ屋敷のようにガラクタが散乱。
地元の人に聞けば、二つのトンネル共にかつて人が住み着いていたんだって。
でも、いまは行方不明……。
気味悪ぅ。

 在りし日の石部隧道
Sekibe_old

Sekibe_old2
上の写真はまだ在りし日の石部トンネルの姿。
(焼津市市制50周年記念写真集『やきつべ』より)
ただ、この時点でもう東海道線は移設されていて線路跡は道路として使用されているのがわかる。
博物館級のボンネットバスが郷愁を呼ぶ。

ちなみに上写真の右奥かなたに見えているのはこちらも放棄された旧国道の石部洞門で、下写真のようにまだ廃墟が現存。
よく見ると柱などかなり劣化しているけど。

 別角度から
Sekibe06

Sekibe05
こちらは現場を反対側から眺めたところ。
こっち側からは巨大なテトラポッド部分が降りられないと書いてあったんだけど、サーファーが内緒のルートを造ってくれてた。
感謝 m(_._)m
(前記事の写真はこの崖の上部から撮ったもの)

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

福士川・芸術屋敷跡はこちら
伊豆・廃ループ橋跡はこちら
旧稲又川橋跡はこちら
トヨタの引込線跡はこちら
君津・廃橋跡はこちら
君津の変な橋はこちら
富津岬・軍事施設跡はこちら
鹿島の竜宮城跡はこちら
曾呂尋常小学校跡はこちら
茂原の掩体壕はこちら
州ノ崎の試射場跡はこちら
龍ヶ崎の赤い西洋館はこちら
府中の米軍通信基地跡はこちら
伊豆・韮山のマリア観音像はこちら
天空に消えた夢のロープウェイはこちら
もう一つの忘れ去られたロープウェイはこちら
地下に眠る旧証券会社の大金庫はこちら
丹沢に墜落した戦闘機のエンジンはこちら
南房総の桜花カタパルト跡はこちら
追原廃村の跡はこちら

秘境尾盛駅探訪はこちら
トヨタの引込線跡はこちら
中央線・旧立場川橋梁はこちら
中央線・放置車両はこちら
小海線大曲と駒頭石はこちら
善光寺白馬電鉄跡はこちら
東京山手急行の遺構はこちら
・晴海線旧橋梁はこちら
・中央線遺構・旧深沢トンネルはこちら
・中央線遺構・旧横吹第2トンネル西口はこちら
・中央線遺構・旧横吹第2トンネル東口はこちら
・中央線遺構・旧笹子トンネルはこちら
・中央線遺構・旧天神山トンネルはこちら
・遠州鉄道奥山線・橋台はこちら
・旧武豊港駅・転車台はこちら
・夢破れた知多半島の未成駅はこちら
・軽便鉄道「オットのみち」はこちら
・小海線「川俣川鉄橋」はこちら
・谷峨駅の構内踏切はこちら
・未成の国鉄佐久間線はこちら


出口の見えないトンネルはこちら
通れないトンネルはこちら
水のトンネルはこちら
大人だって怖いトンネルはこちら
旧笹子トンネルはこちら
大崩海岸・石部トンネル跡はこちら
明治・大正・昭和・平成トンネルはこちら
富津のロウソク・トンネルはこちら
富津の背高のっぽトンネルはこちら
茂原の背高のっぽトンネルはこちら
長南町の三角トンネルはこちら
市原市の四角トンネルはこちら
市原市の五角トンネルはこちら
藤野市の卵形トンネルはこちら
埋もれた山伏隧道はこちら
市原の天井抜けトンネルはこちら
市原のフニャトンネルはこちら
君津の急傾斜トンネルはこちら
日本一短いトンネルはこちら
松姫湖の水没トンネルはこちら
横須賀の背高のっぽトンネルはこちら
横須賀のトンネル交差点はこちら
熱海の超ヘアピントンネルはこちら
踊り子の通ったトンネルはこちら

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『エーゲ海と酒』

  『エーゲ海と酒』
  



みごとな写真でしょ。
ギリシャの写真家ジョルジュ・メイスによる『エーゲ海と酒』という作品。

深い石造りの窓を通したエーゲ海は、あくまでも静かで久遠の広がりだ。
そしてさりげなく置かれた酒瓶はその形からわかるように、ギリシャの労働者が愛する大衆酒『ウゾ』(OUZO)だね。
アルコール度数40度もあるんだそうだ。

.
.
.
.
.


なんてね…… 『ウゾ』ならぬ真っ赤な『ウソ』(USO)

 (拡大します)
だってこれ、静岡の海岸で僕が撮った写真だもの。
大崩海岸にある『石部隧道』というトンネルの横窓から撮った。
でも歩行者だってここを通るしかないのに、写真でわかるように歩道なんかない。
しかもトンネルは本来のアーチの内側へさらにコンクリート補強しているからその分余計に狭くなっている。
加えてトンネル内部はカーブして見通しが悪いときた。
クルマの音が近づかないのを確認しての命懸けの撮影だったんだぞ。

ちなみに酒瓶はヤラセではありません。
最初からありましたっ。
だから写真撮ろうと思ったんだし。

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正体見たり、『ほうき星』

『ほうき星』といえば、彗星のこと。
長く尾を引いたその姿が、まさにお掃除の箒(ほうき)のようだからなんだね。
「彗星のごとく現れる」というくらいで、古来からのある存在ではある。

HoukiboshiところがあのNASA(アメリカ航空宇宙局)がやっちゃったよ。
ハートレイ第2すい星というほうき星に探査衛星が接近し、近距離から撮影することに成功したんだとか。
ほうき星をこれほど詳細に観測できたのは史上初」なんて自賛してる。

それはいいけど、え、なにこの形。
まるで石ころかなんかの骨のよう。
全然夢のあるような形じゃないじゃん。
星形じゃなかったの?
科学としての理屈はわかるけど、ガッカリだね。

まあ、「ウサギが餅をついている」なんて思ってた月面も、撮影してみればデコボコだらけのあばた顔。
小惑星のイトカワだって、ゴツゴツの塊でガッカリだった。
細かいとこまで知らないほうが良かったということって、あるよね。
どんなきれいな美人だって、素顔は結構ヤバイことってあるじゃん。
まあ、で置いといたほうがいいってことだ。
なあ、ご同輩。

Star_pendant2

星形のペンダントがほしがったの~☆

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トンだ災難に遭ったブタくんたち

Ani_buta_naki栃木県大田原市の農場で失火とみられる火災が起き、豚舎3棟が全焼したというニュース。
飼育されていた子豚は1万1000頭で、逃げられたのは300頭だけというから、約1万700頭が焼け死んだ計算になる。
炎が迫ってくるのに逃げることもできないなんて、どんなにか怖かったろうね。
これじゃトン死じゃないか。
労せずして焼き豚ができた、なんてとても笑えない。

ところで子豚には順番があるの知ってる?
母豚のお乳は胸のほうが出が良く、お尻のほうは出が悪い
強い子豚から順番にいいおっぱいを取ってしまうから、強い子豚と弱い子豚の差はさらに広がるんだ。
おまけに足のほうだと母豚に蹴られたり踏まれたりするリスクだってある。
でも、これが自然の掟なんだね。
淘汰されるようになっている。
トンと気付かなかった?

ところでこの法則を発見したのはなんと小学生。
家業である豚の飼育の手伝いをしながら、子豚の背中にマジックで番号を付けて、子豚のお乳を飲むときの決まった順番を見つけ出したんだって。
賢いね。

小学校での自由研究で発表、農林水産大臣から賞状を貰ったんだそうだ。
でもそんな大臣の賞状だなんて言わず、文化勲章あげてもいいんじゃないの。
日本の未来を頼むぞ。
Ani_buta_run3

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六大学野球、なんで優勝決定戦なのさ

6daigaku東京六大学野球がいよいよ佳境を迎えているね。
今日、なんと50年ぶり異例の優勝決定戦、慶応vs早稲田で結着だって。

でも六大学って、リーグ戦なのに最後の決め方がなんか変じゃない?
最終的に慶応早稲田の勝ち点が共に4で並んだからというけれど、勝率なら.667で法政だっておんなじじゃないか。
つまりこれって、引き分けの試合をカウントしないからなんだね。

これは同じくリーグ戦で戦うサッカーのJリーグに置き換えてみるとわかる。
Jリーグの勝ち点制なら慶応が8勝4敗2分けで勝ち点26
早稲田は8勝4敗0分けで勝ち点24
法政は8勝4敗1分けで勝ち点25になる。
これなら慶応が優勝で、法政2位、早稲田は3位になっちゃうじゃん。

かりに百歩譲ってこれが同一だったとして、Jリーグならその次は得失点差だ。
慶応+30
早稲田+12
法政+24になる。
これでも早稲田はシリーズ3位。
なのになんで優勝決定戦?

よしんばこれでもまだ結着が付かないとして、次は総得点だ。
慶応63
早稲田45
法政57
ここも同じだね。

最後はいよいよ当該チームどうしの対戦成績だ。
早稲田法政には2勝1敗で勝っているけれど、慶応に対しては0勝2敗の完敗だ。
プロ4球団が1位指名した斎藤佑樹投手は慶応に0-2で敗れ、同じくプロ6球団が指名した大石達也投手の試合だって慶応に1-7で大敗したじゃないか。

これ、どう考えたって優勝は慶応だろう。

Ani_yakyu2これでもまだ早稲田に六大学一番の権利があるって言うか。
それなのに、まだ決定戦をやるって言うか。
やらなくてもいーじゃん。
ねえ、もういーじゃん。
いいことにしよ。
無理しないほうがいーよ。

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本性現したね、>ロシア大統領

Ani_kuma5メドヴェージェフ大統領が国後島訪問だってさ。
ついにロシアがその本性を現してきたね。
まあ、中国との間で尖閣問題が表面化した時に、すでに中国と領土問題で連携を取るなんて言っていたから予想されていたことだけど。

日本が中国との間で身動き取れないところを見透かしてこのザマ。
昔からこの国のやり方は変わらない。
まるで熊だ。
あえて非礼を承知で言うならば、『盗っ人猛々しい』というヤツね。

これなら「2島は返す」と言っていたエリツィン元大統領のほうがまだマシだったかも。
ただ、彼の場合はいつも酔っ払いだったからな。
ウオッカ呑むと、耳が遠くなるんだろ。
「えっ?ウオッカい言ってよ」

プーチンの恩も忘れたメドベージェフなんて、ろくな死に方しないと思いたいけれど、でもこういう輩に限って、きっと長生きしちゃうんだろうな。
ロシアの熊はみんな老死やし。

そもそもメドヴェージってロシア語でのことなんだよ。叶わん

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羽田空港・国際線化、さあ勝負だ!

茨城空港
Ibaraki_kukoいよいよ羽田空港の国際線化が本格的にスタートしたね。
もっとも昔、僕らが新婚旅行に出掛けた時には当然羽田からだったんだから、正直やっと元に戻ったという感覚なんだけどね。

それでも当時とは違い、今は空港も競争がタイヘンだ。
羽田は成田よりはるかに首都圏からは交通が便利だけど、国際ハブ空港と言うのなら、税関など出入国の手続も迅速にしなくちゃね。

テレビで実験したところ、国際的な平均が約45分のところ、羽田では20分で通過できたそうだ。
でも同様の実験でライバルとなる韓国・仁川空港では到着から入国までわずか13分。
すごいなあ。
さすがにこれより時間を短縮するとなると、羽田でも難しいか。

ここはやっぱり茨城空港に頑張ってもらうしかないな。
ダンナ、茨城空港ならターミナルそばの駐車場(1,300台)が何日でも無料でっせ!

茨城で いー薔薇切る
Ani_bara

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