六大学野球、なんで優勝決定戦なのさ
東京六大学野球がいよいよ佳境を迎えているね。
今日、なんと50年ぶり異例の優勝決定戦、慶応vs早稲田で結着だって。
でも六大学って、リーグ戦なのに最後の決め方がなんか変じゃない?
最終的に慶応・早稲田の勝ち点が共に4で並んだからというけれど、勝率なら.667で法政だっておんなじじゃないか。
つまりこれって、引き分けの試合をカウントしないからなんだね。
これは同じくリーグ戦で戦うサッカーのJリーグに置き換えてみるとわかる。
Jリーグの勝ち点制なら慶応が8勝4敗2分けで勝ち点26。
早稲田は8勝4敗0分けで勝ち点24。
法政は8勝4敗1分けで勝ち点25になる。
これなら慶応が優勝で、法政2位、早稲田は3位になっちゃうじゃん。
かりに百歩譲ってこれが同一だったとして、Jリーグならその次は得失点差だ。
慶応が+30。
早稲田+12。
法政は+24になる。
これでも早稲田はシリーズ3位。
なのになんで優勝決定戦?
よしんばこれでもまだ結着が付かないとして、次は総得点だ。
慶応が63。
早稲田45。
法政は57。
ここも同じだね。
最後はいよいよ当該チームどうしの対戦成績だ。
早稲田は法政には2勝1敗で勝っているけれど、慶応に対しては0勝2敗の完敗だ。
プロ4球団が1位指名した斎藤佑樹投手は慶応に0-2で敗れ、同じくプロ6球団が指名した大石達也投手の試合だって慶応に1-7で大敗したじゃないか。
これ、どう考えたって優勝は慶応だろう。
これでもまだ早稲田に六大学一番の権利があるって言うか。
それなのに、まだ決定戦をやるって言うか。
やらなくてもいーじゃん。
ねえ、もういーじゃん。
いいことにしよ。
無理しないほうがいーよ。
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コメント
六大学野球は2試合先勝で勝ち点が初めて付きます。
Jリーグは引分けで試合が成立しますが、大学野球では引分けは意味を持ちません(勿論、個人成績などには反映されますが、チーム成績には無いものとされます)
また、同じ4敗でも、2校に2敗すれば、勝ち点0(他の2校に0敗で勝ち点1x2)ですが、4校に1敗ずつなら、4校に2勝ずつしているので、当然、勝ち点1x4が付きます。
2勝先制の勝ち点制度を導入している大学野球と、Jリーグは比較になりえません。
だから、勝ち負けの数ではなく、如何に同じ相手に2敗しないかが、優勝の決め手となり、それが醍醐味かつ面白さでもあります。
まぁ、自分が早稲田OBということで、ひいき目があるのはお許しください。
以上、六大学野球も応援するけど、サッカー大好き・元サッカー少年のコメントでした。
投稿: Kaku-chan | 2010.11.03 22:47
Kaku-chan さん
はじめまして。
コメントをありがとうございました。
もちろん最初にルールがあって、それに則って戦った結果というのはよく理解しております。
サッカーの規定を持ち出すことに意味がないことも。
それでもね……
やっぱり予想通りの結果になっちゃった。
こちらのひいき目もお許しください。
優勝、おめでとうございます。
(春季リーグの優勝なんて全然話題にならなかったのに……)
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2010.11.04 05:21