見上げたもんだよ雨畑ダム
山梨県早川町にある雨畑ダム(雨畑湖)は、国や電力会社でもなく、日本軽金属という、一民間企業の持ち物。
前に行った柿元ダム(天子湖)と同じ。
アルミ精錬のために電気を作っているんだね。
河川を民間企業が所有していいのか、とも思うけれど、ここでは公共ダムに支給されるような国からの補助金は一切なく、どこのダムでも悩む流入堆積土砂の浚渫も完全に自腹というからそれもタイヘンではあるな。
雨畑湖とダム上部
満水の湖面は青色が特徴。
しかしここも、すでに貯水量の95%が堆積土砂というから問題は深刻だ。
今も工事が続く湖畔・県道の崩落部分。
今年5月の台風で崩れ、一時陸の孤島になりボートが住人の足になったのは記憶に新しいね。
ダム施設には入れないので、はるか下流から枯れ川を遡ってダム下へ。
まさにV字峡谷。正面が雨畑ダムだ。
大きな岩は崩れてきたものではなく、上流から転がってきたものだからみんな丸っこい。
不気味に静まりかえるダム下の湖面。
ダム上に比べ、下部の水には白っぽさが目立つような。なぜ?
左手の中腹には旧いトンネルの坑口が見える。
これが何かの遺構なら探検に行くんだけど、ダム建設時に使用した仮排水口の出口だって。
つまらん。
ダムの右手上部には洪水吐け用の放水路(ローラーゲート)が見える。
地形の制約なのか、すぐ下に巨大コンクリート部が邪魔しているのがわかる。
そう、実際に放水したらここで大きな人工ヒョングリが期待できる筈。
ただし、その時には僕自身も流されてるって。_| ̄|〇
ダム下部で撮影したよくわかる動画はこちら
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