与謝野晶子『山の動く日来たる』
昨日発足した菅第2次改造内閣で、たちあがれ日本を離党したばかりの与謝野薫議員が経済財政担当大臣の要職に就いたね。
言うまでもなく与謝野議員は歌人与謝野鉄幹・晶子夫妻の孫で、父親も外交官という家庭の出身。
与謝野晶子さんの代表作といえば「君死に給ふことなかれ」だけれど、これをメディアはもじって「君血迷ふことなかれ」なんて彼を非難しているけれど、どうなのかな。
確かに現在の議席は自民党の比例代表で得たものだから、そういう非難は甘んじて受けなければならないんだろうけれど、政治家にとって議席や政党は政策実現のための手段に過ぎないもの。
かねて財政再建論者、簡単に言えば「増税止むなし」との説を主張する与謝野議員にとって、現在の大幅赤字国債に頼るような国政は、自身の残りの政治生命を考えても到底看過できなかったんだろう。
例え次の選挙で選挙民から辛い審判を受けるとしても、国のためには憎まれても今やるしかないというのが彼の信念なんじゃないの。
与謝野晶子さんはこんな作品だって残してるんだ。
「山の動く日来たる」
「山が動いた」という名言を吐いたのは土井たか子さんだけれど、そもそも国会議員は国のために働かなくっちゃ。
地元に新幹線の駅や、橋を架けることばかりに汲々として赤字を増やしてきた自民党のセンセーにとやかく言われる筋はないさ。
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