中央線遺構・日野春駅給水塔
中央線を東京方面に北杜市までやって来た。
ここら辺りまで降りて来ると、やっと平野。
言い換えれば、逆方向の下り線はここからひたすら登りになるということだ。
それを象徴するのが日野春駅構内に残された、この給水塔。
これは蒸気機関車に水を補給するため、かつて活躍した施設だった。
蒸気機関車現役時代に甲府で満タンに給水した筈の機関車だが、南アルプスを登り切るためには直前に再び水を満杯に補給する必要があったんだという。
その給水塔がこの地になった理由は、武田信玄がかつてここに用水を拓いたためそれを利用することでいつでも豊富な水が手に入れられたからだったそうだ。
巨大な給水塔は下半分がレンガ、上半分がコンクリートで出来ている。
もう仕事がなくなってしまった明治の給水塔だけど、今もこうして毎日中央線の往来を見守り続けているんだね。
それにしても釜無川堰堤といい、三分一湧水といい。
武田信玄の治水や、恐るべし。
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コメント
こんにちは。
日野春にもお越しになっていたんですか。お茶でも飲みに寄って頂ければ良かったのに...
次回、近所にでもお越しになる時が有れば、茶でも飲みに寄って下さい。
投稿: chiponeko | 2011.06.15 15:52
chiponeko さん
ありがとうございます。
それではまたトマト神社お参りの時にでも…… (^.^)v
日野春の次は、もっと近い須玉にも行きました。
明日、掲載します。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2011.06.15 16:27