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大仁金山に残るインクライン(後編)

ネコちゃんのアドバイスにより、正面攻略ではなく、鉱山左手横から登る作戦に変更した。
つまり、搦め手攻めというやつだ。
こちらからだとさらに急傾斜になるが、なに滝に比べればまだたやすい。

Ouhito_11
見上げるコンクリート塊は、まるで要塞のように挑戦する者を威圧する。
昔の城攻め、石垣攻めもこんなんだったんだろう。
それでも上から矢を射られたり、石を落とされたりしないだけ、幸せな挑戦ではある。


Ouhito_14
上がるとそこは見通しが効かないほど一面のヤブ。
加えて足元にはこんな「落とし穴」が待ち受けているので、探検するなら注意が必要だよ。
(誰が行くか)


Ouhito_12
さらに登り詰め、山の一番奥まで達するとこんな怪しい小屋が現れた。
いくら下から見上げても、この位置ではその存在すらわからない。
閉山からすでに40有余年、こんなのがまだ解体されずに残っていたんだな。
鉱山最上部にして最左端という位置関係、これがインクラインの動力小屋に違いない。


Ouhito_13
小屋に入り、怪しげな木製の足場から下を覗くとワイヤーが巻かれたままの大きなウィンチがあった。
さらに、手前にはワイヤーの角度をコントロールするプーリーもしっかりと残っている。
間違いない、ここがインクラインの動力部だった。
すごい!
たいていは朽ち果てているのだが、これだけ完全に残ったインクライン動力部を見るのは初めてだ。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Ouhito_15
探索を終え、再び住宅が見える鉱山の前端部分まで戻った。
ここは大仁鉱山の最上部。
下からはおよそ100mもの高さがある。
廃墟となった今も、鉱山はなお遙かな街を見下ろし続けていた。

鉱山の 廃墟となりて 薮枯らし

(終わり)


インクライン小屋の様子がよくわかる動画はこちら
                

・玄倉鉱山跡はこちら
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