青い輝き四谷千枚田
愛知県は新城市鳳来町にやってきた。
細い山道を登っていくと、狭い斜面にみごとな石積みの棚田が現れる。
古き日本の原風景だね。
その名を『四谷千枚田』という。
棚田の開墾は約400年前と想定されているが、定かではない。
明治には大規模な山津波が起こり死者10名以上を出す大惨事が記録に残されている。
一般に知られるようになったのは昭和40年代で、写真家である前田真三氏が紹介したことから脚光を浴びたものという。
田んぼの標高差は約210m。
狭く急な斜面での作業はいかにも困難なものであることが窺われる。
ただ千枚田とは言うものの、実数は852枚と記されている。
それでもすごいや。
鞍掛山(標高883m)の中腹から湧き出る清水は決して涸れることなく、昔から大雨が降っても濁ることがないのが自慢とか。
山道をさらに登り、上部から見降ろすとこんな感じ。
光線の影響もあるんだろうが、棚田は下から見上げたほうが美しい?
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コメント
おはようございます
これは見事な千枚田ですね。愛知の出身で、鳳来寺山には行ったことがありますが、この千枚田は知りませんでした。日本の各地に千枚田と呼ばれる所がありますが、その中でも、ここのは奥行きがあって素晴らしいですね。
私が鳳来寺山に友人と行ったのが昭和42年のことで、前田真三氏が紹介した頃だったのかも知れません。当時、鳳来寺山は「北設楽郡」という地名で、この千枚田と同じ地域か隣接している地域かは(私には)不明です。少し前まで正体不明だった仏法僧と呼ばれる鳥がいることで鳳来寺山は有名でした。
維持される方たちのご苦労は大変でしょうけど、こういう風景は未来永劫遺していってもらいたいものですね。ほんと、日本の原風景、という感じがします。見ているだけで心が落ち着きますね。
いいお写真を有り難うございます。
投稿: poohpapa | 2011.07.08 06:01
poohpapa さん
おはようございます。
ひゃあ、こちらのご出身でありましたか。
それはそれは。
そんな方を差し置いて偉そうな記事、汗顔の至りであります。
でも、言っちゃいましたね>鳳来寺の仏法僧
あ~あ
明日の記事の要だったのにぃ……
先にオチを書かれては、立場がない _| ̄|〇
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2011.07.08 06:38
ごめんなさい^_^;
でもまあ、仏法僧の正体までは明かしてないし・・・(滝汗)
投稿: poohpapa | 2011.07.08 08:39
poohpapa さん
おはようございます。
鳳来寺の仏法僧、記事にしました。
ご覧ください。
「鳳来町」という地名だけで、すでに仏法僧を連想されたセンスの良さには感服であります。
m(_._)m
ま、正直やりにくいが。Oo。(~_~ y-゚゚゚
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2011.07.09 06:37