安産祈願『河内の大石』
清水の町から南アルプス(赤石山脈)に向かって登っていく。
河内という小さな集落を抜け、さらに村はずれまで行くと、左手に突然大きな石が現れる。
その名も「河内の大石」といい、全体が大石神社として地元で崇(あが)められている。
この石は元々ここからさらに1.6キロほど先、真富士山の中腹にあったそうだ。
ところが江戸時代に起きた「安政東海地震」で、ここまで割れることもなくゴロゴロと落ちてきたのだという。
先の東日本大震災が日本における観測史上最大のマグニチュード9.0というが、この安政東海地震も8.9だったと推定されているというから相当なものだ。
案内板にある石由来記によれば、この大石は日本一の安産石なんだとか。
というのも、狭い山あいの小径をこの大石がきれいに降りてきたことから、それを産道に例えたもの。
ふむ、だから安産の象徴なのか。
実際、安産祈願の絵馬がたくさん納められていた。
周囲をぐるりと廻ることができるが、一周60m。
石の高さはなんと19mもある。
(石の左端部分が眠そうなライオンの顔に見えたりして)
え 比べるものがないから大きさが実感できない?
それじゃ、昔の写真を重ねたから、映っている人の大きさと比べてみて。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
ぐるりと一周したよくわかる動画はこちら
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